『BE-PAL責任編集はじめてのソロキャン完全ガイド』好評発売中!
好評発売中の『BE-PAL責任編集はじめてのソロキャン完全ガイド』。本の中で「ソロキャンのはじめかた講座」の監修をしたアウトドアプロデューサーの長谷部雅一さんに、おすすめの簡単ソロキャン飯を教えてもらいました!
最強の缶詰「サバ缶」を使ったソロキャンプのおすすめレシピ
ソロキャンプの「おつまみもう一品」といえば、サバの水煮缶を焚き火やバーナーで温めたレシピだろう。あまれば持って帰れるし、色々な料理にも活用可能な日本最強の食材缶詰”サバ缶” を使った、僕がお気に入りのレシピ3品を3回に分けて紹介します!
1品目の今回は、お腹いっぱいだけどもう少し食べたいときのさっぱり料理「サバ水煮缶のあったかポン酢醤油煮」の作り方を紹介します。
はじめに:缶詰の直火は厳禁!
焚火の上に蓋を開けた缶詰を直に置いて炙る…。最高の時間が約束されるシーンだが、缶詰メーカー各社に問い合わせたところ、缶詰の直火はNGとされている。缶詰をそのまま使う場合は、蓋を開けた状態で「湯煎」または「ローソクで ”温める” 」程度までしか推奨されていない。
今回のように缶詰の中身を完全に火を通したい場合は、別の容器に移して料理するようにしよう。ちなみに僕は、缶詰感を損なわない缶詰サイズのクッカーを使う事が多い。
「サバ水煮缶のあったかポン酢醤油煮」のつくりかた
ポン酢の酸味と醤油味とシソ、葉ネギのさわやかさがたまらない一品。熱々の内に口に頬張りそのまま熱燗で流し込みたい一品。
材料
・鯖の水煮缶:1缶
・葉ネギ:2-3本程度
・大葉:2-3枚
・チューブショウガ:適宜
・ポン酢醤油:適宜
作り方
1:葉ネギを刻む
葉ネギは一度洗い、5mm程度の長さで刻む。刻んだ葉ネギは一旦別の所に入れておく。
2:大葉を刻む
大葉も一度洗い、全て重ねて刻む。このとき、一度巻いてから切ると切りやすい。
3:サバの水煮缶を器に移す
鯖缶をクッカーに移す。このとき、中の汁も全て移す。
4:サバを少しだけほぐす
塊のままだと味が良く染みないので、ふたつに割る程度の感覚で少しほぐす。ほぐしすぎると食べ応えが無くなるので注意。
5:チューブショウガをお好みで入れる
チューブショウガを1〜2cm程度入れる。ショウガはサバ缶特有の臭みを消してくれると同時に味にアクセントを追加できるのでショウガ好きの方は多めに入れるのがオススメ。
6:火にかけて温める
チューブショウガを入れた後のクッカーを火器または焚火の上に置き、サバがしっかりと温まるまで火にかける。はじめは強火で、すぐにグツグツいい出すのでその後は弱火でコトコト温める。時々汁部分をかき混ぜてショウガを全体になじませる。
6:ポン酢をかける
サバの中までしっかりと温まったら、弱火にかけたままポン酢醤油を好みの量だけ入れる。個人的には少し多めにするのがオススメ。ポン酢醤油を入れて少しグツグツいい始めたらすぐに火を止める。
7:大葉とネギをのせたら完成
火傷に気をつけながら、始めに切っておいた大葉と葉ネギを、大葉→葉ネギの順で盛り付けたら完成!好みでチューブショウガを刻みショウガにしたり、ユズポン酢などにしても美味しい。いろいろ工夫してみてください。次回は焦げ目が付いたバゲットとワインが似合う「ガーリックバターポット」です。