近年にわかに注目を集めている自転車遊びが「バイクパッキング」。
大型のサドルバッグやハンドルバーバッグ、フレームバッグなどにコンパクトかつ軽量なキャンピングギア収納する新しいツーリングスタイルのことだ。ヘビーデューティな金属製キャリアとパニアバッグで荷物を積載していたこれまでのスタイルに比べ、ロードバイクやファットバイクなど、自転車を選ばないほか、荷物を積載しても自転車本来の機動力を損ねることがないので、トレイルも交えたアドベンチャー的なツーリングだって可能なのです。
2016年モデルでは世界最大の自転車メーカーであるジャイアントからもバイクパッキングでの使用を想定した新型モデル「タフロード」が登場しました。軽量アルミフレームに29インチのセミブロックタイヤ、油圧ディスクブレーキ、ワイドなギア比をもつMTB用コンポーネントなどを組み合わせることで、従来のツーリング専用バイクを遥かに上回る舗装路での高速巡航性とオフロードでの走破性を実現。
どんなシチュエーションにも対応可能できる自転車のSUVのような存在なのです。さらにタフロードにはコストパフォーマンスに優れた専用のバッグがラインナップされているのも大きな特徴です、それを装備すればバイクパッキング仕様に早変わり。
まさに新時代のツーリング自転車なのだ!
BE-PAL3月号でもバイクパッキングの達人を特集しているので、ぜひ読んでみてください!
サドルバッグ、フレームバッグを装備するとこんな感じ。バッグ自体が比較的軽く、重心バランスに影響のでにくい場所に荷物を積載できるので軽快に走ることができる。
※写真の自転車は日本未導入モデルです。
構成/佐藤旅宇 撮影/三浦孝明