近年のクーラーは、従来のハード・ソフトだけではなく、電源やガスカートリッジなどを使ったポータブル冷蔵庫を使う人が増えている。
香港のブランド・MOBICOOL(モビクール)も、2019年から日本でペルチェ式保冷庫・コンプレッサー式冷凍庫/冷蔵庫の2商品を発売して注目を集めたが、この度同社から興味深い高機能ギアが発売された。
とにかく見た目がかわいらしく、保冷と保温の相反する機能を搭載。そして2電源で使用できることから、これから注目を集めること間違いなしの商品だ。
保冷と保温をこなし、年中キャンプで使える優秀ギア
モビクールは、ポータブル冷蔵庫のパイオニアであるスウェーデンのDOMETIC(ドメティック)グループが扱う1ブランド。1991年に誕生し、スタイリッシュで、使うことが楽しくなるものをコンセプトに、北極大陸を除く世界中で販売されている。
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モビクール「MBF20PS」¥22,800+税(参考小売価格)
今回紹介する同ブランドのMBF20PSは、AC電源100VとDC電源12Vの2つで稼働するポータブル冷温庫。スウェディッシュデザインを採用し、薄いストライプ柄をガラスドアに配置して高級感を演出している。
サイズは約30.8×35.1×46.9cmで、容量は約19.5ℓ。イメージとしては、コールマンのアルティメイトアイスクーラーⅡ/25L(アクア)を横にしたくらいの大きさだろう。
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メッシュ状の仕切り板を2枚付属。
中には2枚の仕切り板が付いており、1段につき2ℓのペットボトルが最大4本を収納できる。板は取り外しが可能で、縦に入れたいものがあればすべて外しても問題なし。自由にレイアウトを変えられる。
冷却方式はペルチェ式を採用。ペルチェ素子という電子が熱を吸い上げて外へ放出する仕組みで、家庭用冷蔵庫の主流であるコンプレッサー式冷蔵庫と比べると冷却能力は劣りますが、冷却時の音があまりなく静かなところがポイント。
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電気入力とスイッチが1つの場所に配置。
保冷と保温はスイッチを左右に動かせば簡単に稼働し、AC電源の定格消費電力は保冷が75Wで保温が69W、DC電源は保冷が60Wで保温が53Wとなっている。
また、通常モードに加えて静音モードがあり、通常より作動音を約25%もカット。夜や子供が寝ている際に音の心配をする必要がないのは嬉しい。
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デザインの邪魔をしない結露受け。
また、庫内底面にドレインホールあり、そこから排水された結露(水)を溜めて捨てられるトレーを装備。底からスライドして使うタイプで目立たないのがスタイリッシュ!
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夏キャンプは飲み物やフルーツ、生モノを保冷。
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冬キャンプは食材やホットタオルなどを入れて保温。
保冷能力は周辺温度から最大でマイナス25℃差まで作動できる。たとえば外気が30℃だった場合、室内は5℃まで下げることができる。ただし、約2℃が冷却最下限となっているため、2℃より低い温度にはできない。保温能力は庫内温度で最高約55℃となっている。
発売は7月15日(水)からで、家電量販店やインナーネット通販にて販売する予定。夏キャンプも冬キャンプも使えるオールラウンド冷温庫は、キャンプに新しい風を吹いてくれるかもしれない。
商品紹介
価格:¥22,800+税(参考小売価格)
サイズ(約):30.8×35.1×46.9cm
重量(約):7.8kg
容量(約):19.5ℓ