普段の食事にアウトドア気分をプラスすると、いつもの風景がちょっぴり違って見えるかもしれません。そんなアウトドア気分を盛り上げてくれるのが燻製時間!今回は、ホンマ製作所のステンレススモーカーのご紹介とスモークを自宅で楽しむ方法をお伝えします!
スモークについて
スモークとは、燻製という調理法のことです。燻製は、食材を煙で燻すことで風味をつけたり保存性を高めることができます。よく目にする燻製料理では、ベーコンやスモークサーモン、くんたま(燻製たまご)などがあります。日本食でも、鰹節やいぶりがっこなどがありますね。
燻製は手間がかかるので自宅で作るのが難しいかと思いきや、意外と簡単なんです!今回はスモーカーを使用しますが、中華鍋や深めの鍋、木材チップがあれば可能です。
スモークの楽しみ方
香りを楽しむ
スモークの楽しみは、なんといってもその香り。スモーキーな香りとはよく言ったもので、鼻の奥をくすぐるその香りにやみつきになってしまいそう。
スモークの香りは、スモークチップやスモークウッドの木々の種類によって変わります。樹木の特徴やブレンドを楽しんだり、食材との相性を探求したりするのも燻製時間の楽しみですね。
手間を楽しむ
スモークは、仕込みや燻製にじっくり時間をかけます。何かと忙しい現代人が、日常の暮らしの中で、悠久の時間をゆっくり感じることはなかなか難しいですが、スモークのひとときは、手間をかけ、燻す時間をじっくり味わうことができます。燻しを待つ時間は、出来上がる食材を楽しみに待つという意味合いもありますが、何からも解き放たれて、ただ生きる・在るを感じられる時間かもしれません。
2度美味しいを楽しむ
食材は、燻す前の素材の味をまずは味わってみてくださいね。素材のままの食材を少し残し、燻製前後の食材の食べ比べをすると、2度美味しいを楽しめます。
燻製は、素材を一層美味しく仕立て上げます。食材を燻製器にかけ、煙がたちのぼりスモーキーな香りがしてくると期待に胸が膨らみます。キャンプフィールドまで出かけることができなくても、ベランダ時間を楽しめる至福のひとときです。
スモーカーの使い方とおすすめ食材
ホンマ製作所ステンレススモーカーの使い方
①スモーカー下段にフック・網をセット
②下段に食材を設置(脂が滴る食材については、アルミホイルを敷く)
③上段をセットし、フック・網をセット
④上段に食材を設置
⑤スモークチップをチップ皿に入れ、下段の扉からセットする(チップの量の目安は20~30g)
⑥熱源(カセットコンロ)で加熱し始める
⑦チップから煙が出てきたら蓋をセット
⑧温度と煙の出具合を見ながら、排煙調整口や火力を調節する
⑨チップは適時追加投入
おすすめ食材はこれ!
①絶対に外さない!定番チーズ
初めて燻製にチャレンジする人におすすめしたいのがプロセスチーズ!市販のおつまみスモークチーズそのものを手作りできます!
②これまた定番!燻製たまご
くんたまと呼ばれる燻製たまご。今回は味玉から燻製にしてみましたよ。たまごはスモーク中に表面に汗をかいていたので拭いておくと、酸っぱさを誘引せずにすみます。
③ナッツ
燻製する前のナッツと燻製後のナッツを食べ比べすると、一瞬で美味しさの違いがわかります。スモークナッツを知ってしまうと、もう前には戻れませんよ!ビールに手が伸びます。
④笹かま
竹輪のスモークは試したことがありましたが、今回、笹かまに初挑戦しました!ほんのり燻された色づきとスモーキーな香り。素材の味がますます際立つ食材です。好相性!
⑤自家製ベーコン!にチャレンジ
食材の中で、家族がみな唸ったベーコン。仕込みに時間がかかりますが、手間をかけたぶん、格別の一品に。市販のベーコンとは比べられないほど、美味です!
燻煙法と時間
燻煙時間は燻煙法(熱燻・温燻・冷燻)により、異なります。
家庭でやれるのは熱燻と言われる手法で、燻煙温度は80~140℃。チーズやはんぺんなどは、熱燻で10〜30分の燻煙時間が目安。ホンマ製作所のステンレススモーカーは温度計や排煙調整口があるため、温燻も可能。温燻は燻煙温度が30~80℃、燻煙時間は1〜6時間、ベーコンやビーフジャーキーなどに。
冷燻は燻煙温度が15~30℃となり、ホンマ製作所のステンレススモーカーでは冷燻づくりには対応していません。
気をつけるポイント
事前に水分をとばしておく
燻製づくりの基本は、乾燥したものを燻すこと。水分が残っていると酸っぱくなります。せっかくの美味しい食材も、これではそのまま食べた方が美味しいじゃんという結末になりかねません。しっかり、水気をとばしましょう。
おすすめは、夏場は冷蔵庫での乾燥。スモークの前に、キッチンペーパーに包んで冷蔵庫に入れておくやり方だと乾きが早いです。涼しい季節では、干しカゴに食材を入れて風で乾かすやり方ができます。
チップに火がつかないように
初めての燻製づくりのときに、チップに火がついて大失敗!チップは、外から熱源をあて、煙をだし、その煙で燻すことでスモークされます。チップに引火してしまうと、直火になってしまいますので、ご注意を。
溶けやすい食材は上段に
熱で溶けやすい食材は上段に設置しましょう。今回、2種類のチーズを試してみました。プロセスチーズはとてもいい塩梅でしたが、柔らかいカマンベールチーズは熱すると溶けてチーズ同士がくっついてしまいました。味は絶品のチーズ、燻製終わりの見極めは大事です。
おいしくいただいた後は、スモーカーを早めにきれいにしましょう。そのままにしておくとベタベタしてしまいます。おすすめは水と激落ちくんでキレイに洗うこと!
お家で燻製すると、心も体も喜びますよ。この夏は、わくわくスモークを楽しんでみませんか。
ホンマ製作所ステンレススモーカー F-240S
サイズ:φ248xH440mm(収納時 H270mm)
重 量:約2kg
材 質:ステンレス
公式サイト
https://www.honma-seisakusyo.jp