少人数も、ちょっとオシャレなクルマでフィールドに繰り出してみては? トヨタ『ヤリス』なら、便利に遊べます。
トヨタ/ヤリス Z(CVT・2WD)
¥1,750,909(最安グレードは¥1,268,182)
高:ソロキャンプが流行っていますね。
櫻:うん。少人数で荷物もミニマムにすれば、クルマも小さいので十分だね。
高:そこで今回選んだのが、トヨタの新型コンパクトカー『ヤリス』。
櫻:乗り心地いいでしょ?
高:はい。段差を乗り越えたときの揺れがすぐ収まります。エンジン回転が上がると音が気になりますが、高速巡航なら静かだし、長距離を走っても疲れません。
トレランシューズのように軽快でスポーティ!
全長4mを切るボディーのデザインは、躍動感にあふれる。人とクルマの一体感がある乗り味、軽快でスポーティに走れる様は、まるで最新のトレランシューズを履いているかのよう。
土台の良さがエンジン性能にも直結!
テスト車両のエンジンは1.5ℓ。高回転する設計とCVTの巧みな制御のおかげで、排気量以上の余裕を感じる。シャシーの良さもエンジン性能の発揮に貢献しているようだ。
櫻:『ヤリス』のシャシー、つまりクルマの土台部分は、トヨタが開発した最新の技術を使っている。これがすごく良くできていて、芯の通った頼りがいのある乗り味を支えているんだ。
2人分のキャンプ道具は余裕!
高:車内の作りも上質!
櫻:大衆車は細かい部品までコストをきっちり計算して設計するものだけど、『ヤリス』は目に見える部分、手に触れる部分の質感や耐久性にも配慮しているね。
高:しっかり作られているということは、長く乗ってもへたれにくいのかな。
櫻:使い方にもよるけど、それは十分考えられる。近頃のテントはフレームや本体の耐久性が昔よりぐんと上がっているでしょ? それと同じで、クルマもちゃんと進化しているんだ。
高:ラゲッジへの荷物の積み込みも、悩むことなくスムーズにできました!
櫻:ラゲッジボードをはずすと、床がとても深いからね。コンパクトカーは横幅や奥行きを広くとれないから、高さで積載量を稼げるのがうれしい点だね。
高:2人分の荷物が余裕で積めます。後席を片方たためば、3人分はいけそう。
櫻:実用性が高いんだ。
作りがいいから長く乗れる!
高:今回テストしたのはガソリン車でしたが、ハイブリッド車もあるんですよね。
櫻:ハイブリッド車は税込み199万8000円からで、同一グレードのガソリン車よりも約35万円高い。
高:でもハイブリッド車のほうが低燃費だから、たくさん走れば元はとれる気も。
櫻:ハイブリッド車の場合、燃費のコスパがいいのは、モーター走行での発進・加速が多い市街地。だから、仕事や買い物で毎日使う人なら、ハイブリッド車を選ぶメリットはあると思う。
高:悩ましい選択ですね。
櫻:『ヤリス』はガソリン車の出来がとてもいいので、無理してハイブリッド車を選ぶ必要はないと思うよ。
SPECIFICATIONS(2WD)
【ボディー寸法】
全長 3,940㎜
全幅 1,695㎜
全高 1,500㎜
最低地上高 145㎜
最小回転半径 5.1m
ホイールベース 2,550㎜
トレッド 前1,480㎜/後1,475㎜
車両重量 1,020㎏
乗車定員 5名
【エンジン・燃料】
形式 直列3気筒DOHC
排気量 1,490cc
最高出力
88kW(120PS)/6,600rpm
最大トルク 145N・m/4,800〜5,200rpm
燃料タンク容量 40ℓ
燃料種類 無鉛レギュラーガソリン
燃費(WLTCモード) 21.6km/ℓ
【トランスミッション】 CVT
問い合わせ先
トヨタ 0800-700-7700
https://toyota.jp/
こちらも完成度は抜群!長く愛せるコンパクトカー2選
フォルクスワーゲン T-Cross ¥2,718,182~
フォルクスワーゲン『T-Cross』は180㎜の最低地上高を備えた、カジュアルな輸入車。後席を前後に14㎝スライドでき、積載能力も高い。
問い合わせ先
フォルクスワーゲン 0120-993-199
ホンダ フィット ¥1,416,000~
国産車では見晴らしの良さや座り心地を徹底的に追求したホンダ『フィット』がおすすめ。外装にプロテクターを配し、最低地上高を広げた撥水シート付きの「クロスター」(写真)もイチ押し。アウトドアにも便利。
問い合わせ先
ホンダ 0120-112010
※構成/櫻井 香 撮影/見城 了
(BE-PAL 2020年6月号より)