キャンプブームで、一躍人気となった「メスティン」。トランギアのメスティンはもちろん、ニトリやDAISOのメスティンも、入手困難の人気商品ですよね。
通販でも、色々なメーカーからメスティンが販売されていますが、サイズの違いはあれど、形は同じというイメージです。
しかし、ノースイーグルから、従来のよく見るメスティンとはちょっと違う「角型飯チンNE-1495」が登場しましたので、徹底解説していきます!
飯チン開封!
近所のホームセンターで購入しました。価格は、1,078円(税込)
名前の「飯チン」からして、従来のメスティンとは何やら違う雰囲気・・・。
メスティンとは「飯盒(はんごう)」という意味で、ご飯を炊くもの。メスティンは、アルミ製なので、熱を素早く全体に伝える事ができ、ご飯が美味しく炊ける優秀なクッカー(調理器具)。ご飯だけじゃなく、さまざまな調理に使えるので、大人気のクッカーです。
ノースイーグルの「飯チン」は、アメリカ軍が野戦用の食器として使っていた「メスキットパン」に似ています。
アメリカ軍では、野戦時の食器として使用、いざとなったら調理もできるという使われ方をしていたそう。でも、キャンプブームの日本では、調理もできて食器にもなるスグレモノという位置づけ。
トランギアメスティンと比較
それでは、メスティン人気の火付け役となった、「トランギアメスティンTR-210」と比較してみましょう!
サイズの違いは?
大きさは、全然違いますね。飯チンはW19×D16×H6cmなので、メスティンTR-210(W17×D9.5×H6.2)より、ラージメスティンTR-209(W20.7×D13.5×H7cm)に近い大きさです。
形は違えど、どちらもアルミ製の飯盒。果たして機能の方は・・・?
飯チンはフタがロックする
飯チンはフタを完全にロックできますが、トランギアメスティンはロックできず、調理中にフタが浮いてくるので、重しが必要。(缶詰を置いておくと温まって美味しく食べられる)
飯チンはシーズニングいらず
トランギアのメスティンは、最初にお米の研ぎ汁で15分程沸騰させ、皮膜を作る必要があります。皮膜を作る理由は、焦げ付き防止・アルミ臭を取る・変色防止など。これを「シーズニング」と呼びます。メスティンを買ってから、最初に行う「儀式」ですね。
でも、飯チンは「アルマイト加工」と言う皮膜加工がされているので、シーズニングの必要がありません。
飯チンはバリ取りの必要なし
トランギアのメスティンは、本体やフタのふちを触ると、バリバリと「バリ」が・・・。この「バリ」を、やすりなどでなめらかにする必要があります。調理や洗う時にケガすると危ないですからね。これも、トランギアメスティンの、最初の「儀式」です。
飯チンのふちは、クルンと折り込んだ加工がされていて「バリ」がないので、バリ取りの必要がありません。
ご飯はどちらも美味しい!
同じ条件で1合のお米を炊きましたが、どちらも美味しく炊けました。固さや味もほぼ同じ。ちなみに、固形燃料20gで18分ほど燃焼しますので、火が消えるまで放置で大丈夫。火が消えたら10分ほど、そのまま放置(蒸らし)して出来上がり。
ご飯が茶色いのは、焦げではなく、押し麦を混ぜているからです。繊維質が豊富で健康に良いですよ。
飯チンでおかずも一緒に温めてみた
ただフタをしてご飯を炊くだけじゃ、普通のメスティンと変わらない・・・。という事で、フタをひっくり返して食材をのせてみました。今回はコンビニで買った、焼き鮭・ウインナー・アスパラ。食材をのせたら、アルミホイルをかぶせて、固形燃料で炊飯スタート。
ご飯も焦げ付かず、食材も温まりました。フタはそのままお皿として使えますので、お皿に移し替える必要なく、このまま食べられて便利。
この形は・・・
四角い形の調理器具は、やっぱりインスタントラーメンが作りたくなります!
袋ラーメンと具材をセットして、クーラーボックスなどに入れておけば、行方不明になりがちな具材達を探す手間がはぶけます。調理道具を入れると、さらに便利ですよね。
ちなみに、トランギアのメスティンは、袋ラーメンがまるごと入らないので、2つに折って調理します。(ラージメスティンは、まるごとでもオッケー)
進化したメスティン「飯チン」
最後に、裏技的な感じですが、本体とフタが一体化できます。バーベキューの時のお皿としても使えそうですよね。
「飯チン」は、メスティンの進化系と言っても過言ではないほど、色々と使いみちがあります。コンパクトさを求めるなら、断然トランギアメスティンTR-210ですが、機能性を求めるなら飯チンはかなりオススメです。