メンテナンスフリーでオプションも豊富! SOTOのステンレスダッチオーブンがオススメな理由
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    2020.08.20

    メンテナンスフリーでオプションも豊富! SOTOのステンレスダッチオーブンがオススメな理由

    どちらも編集部早坂の私物、SOTOのステンレスダッチオーブン10インチ。右が焚き火で黒ずんでいる野外用で、左が家のガスコンロで使用している自宅用。ステンレスダッチオーブンなら熱源問わず利用することができます。

    キャンプの醍醐味のひとつが自然の中で食べるソトごはん。炭を熾してBBQをしたり、焚き火料理にも挑戦したり、普段の生活ではできないようなことが楽しめます。 

    そんなキャンプごはんは自宅にあるようなフライパンや鍋でもそれなりに楽しめますが、専用の調理ギアがあると、より快適に野外料理を楽しむことができます。その代表格がダッチオーブン。分厚い鍋にぴったりとはまる蓋が特徴の調理器具です。 

    ダッチオーブンの特徴は鍋に厚みがあること。鍋の中の熱を一定に保つことができるので、食材にじっくりと火を通すことができます。また、重い蓋をすることで中の熱を逃すことなく、無水鍋のような使い方も可能です。蓋の上に炭を置き、上下から熱を加えてオーブンのようにも利用できます。

    耐久性も高く、焚き火や炭火で使用しても穴があくようなことはありません。これひとつで煮る、焼く、蒸すといった基本的な調理方法から、ごはんを炊く、パンを焼くなど、様々な使い方もできます。もちろん、燻製だってお手のもの。あらゆる料理に対応できるのがダッチオーブンの強みです。

    そんな万能調理道具のダッチオーブン。定番はLODGEなどに代表される鋳鉄製です。使うほどに馴染んでいき、育てる楽しみもありますが、洗剤で洗えない、使用後のオイルコーティングが必要だったりと手間がかかるのも事実です。

    最近ではアイアン(鉄)のプレス加工でできたものや、ステンレス(鋼※鉄とクロムの合金)製のダッチオーブンも登場しています。鋳物とは異なり、メンテナンスが楽だったり、落としても割れにくいという特徴があります。

    SOTOの人気ステンレス製ダッチオーブン 

    アウトドアメーカーの新富士バーナー(SOTO)が手掛けているのはステンレスダッチオーブンです。ステンレスなので、鋳物や鉄プレス製品に比べて強度があって錆びにくく、お手入れも簡単というメリットがあります。鋳物や鉄プレス製品のダッチオーブンで必要な油慣らしやオイルコーティングは不要。言わばメンテナンスフリー。洗剤を使ってガシガシ洗うこともできます。

    ステンレスの加工製造には高い技術力が必要で、その分、鋳物に比べて高価になりがちです。ですが、使った後の手間を考えるとステンレス製のダッチオーブンは非常に魅力的です。

    SOTOのステンレス製ダッチオーブンには、8インチ(ST-908)、10インチ(ST-910)、10インチハーフ(ST-910HF)、12インチ(ST-912)のラインナップがあります。いずれもガスコンロ、IHで使える仕様です。

    取っ手が付いているので、トライポッドに吊るしての焚き火料理ももちろんOK。重さで取っ手が外れるようなこともありません。焚き火の煤で黒く汚れが付きますが、炭の残りでゴシゴシするとある程度まできれいになります。

    SOTOのダッチオーブンはオプションも豊富!

    SOTOのダッチオーブンはサイズのバリエーションもさることながら、オプションが豊富なのも魅力です。専用のソフトケース、蓋を持ち上げるリフター、底網やスタンドなどが販売されています。

    なかでもオススメなのが写真(右)に写っている「eMEAL エミール(ST-920)」です。この製品はSOTOステンレスダッチオーブン10インチ専用の保温・保冷調理器具で、煮込み料理などを温かい状態のまま入れればそのまま予熱調理ができ、保冷剤を使えば冷たいデザートを作ることもできます。

    その秘密がこの分厚い発泡ポリプロピレンの箱です。この中にダッチオーブンを入れて、備え付けの温度計を見ながらひたすら待ちます。エミールの中では温度が変わることなく、長時間一定に保つことが可能です。そのため、ローストビーフは中までじっくりと火を通すことができます。

    まさにほったらかし料理。家で食材に焼き目を付けて、クルマの中で移動中に調理するといった使い方も可能です。実際に愛用している編集部早坂は、カレーなどの煮込み料理はもちろんのこと、ビールなどを入れて強力なクーラーボックス代わりとしても使用しています。

    ステンレスダッチオーブンはひとつ持っておくととても便利

    現在、ステンレス製のダッチオーブンはSOTOやベルモント、TSBBQ(村の鍛冶屋)などの製品が販売されています。また、鉄プレス加工のダッチオーブンはユニフレームが手掛けています。従来型の鋳物はクックギアブランドやアウトドアメーカー各社から出ているなど、ひとえにダッチオーブンと言えどもさまざまです。

    もちろん、どのタイプを選んでもアウトドア料理を楽しむことができます。ですがもしもダッチオーブンの購入を考えていて、ダッチオーブンのメンテナンスに自信がないという人にはステンレスダッチオーブンをオススメします。

    すでに鋳物のダッチオーブンをひとつ持っていて、サブの鍋代わりにステンレスダッチオーブンを選ぶのもアリです。ひとつ持っておくと調理の幅が広がります。そのときにはオプション品の導入も検討しましょう。

    SPEC:

    SOTO/ステンレスダッチオーブン
    8インチ :直径206×深さ90mm(内寸)、幅310×奥行226×高さ125mm(外形)、約3.5kg・約2.6L
    10インチ:直径259×深さ115mm(内寸)、幅365×奥行280×高さ160mm(外形)、約5.0kg・約4.8L
    12インチ直径306×深さ130mm(内寸)、幅415×奥行326×高さ165mm(外形)、約6.9kg・約8.2L

    SOTO/eMEAL エミール
    幅390×奥行360×高さ230mm

    ※構成、文、写真、買った人/早坂英之

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