小さなボディーひとつに2種類以上の機能を持たせた道具をマルチツールという。でも、それが重かったりかさばったりすれば、結局は常時持ち歩けないことになる。持っているといってもバッグ類に入れたままで、いざというときに手もとになかったりする。
とくにナイフ付きツールは、刃長の大小にかかわらず基本的にナイフの携帯が許されていない日本では、そもそも常時携帯はNGなのだ。
そこで現実的なマルチツールとして注目されているのが、常時身に着けておける〝ウェアラブル〟ツール。キャンプなどのフィールド活動で多機能ツールを使い慣れている人にとっては、機能数的に不満もあるだろう。
しかし、今回紹介するカード型、クリップ型の2種は、ウェアラブル性を十分に考慮しながらも、最大限に機能を盛り込んだツールに仕上がっている。
◎ZOOTILITY TOOLS(ズーティリティツール)
/POCKETMONKEY DX(ポケットモンキーDX)
プラスマイナスドライバー、六角レンチのほか、レターオープナー、定規など、12種類の機能をもつ。本体にコードを巻き付ければヘッドホンコードホルダーとして携帯することも可能。重さはわずか17g。
¥2,200
問い合わせ先/ケンコー社 TEL06(6374)2788