キャンプ飯の醍醐味!迫力の塊肉で、塩豚風ご馳走ローストポーク
豪快に大きなお肉を野外で食べるのは、キャンプ飯の醍醐味とも言えますね。炭焼きや、ダッチオーブンで作るのが定番ではありますが、ツーバーナーなどのカセットコンロでも十分美味しく焼くことができます。今回は、蓋つきの鋳物ホーロー鍋を使用していますが、特別なキャンプグッズがなくても、手軽にフライパンなどで調理することもできます。
塊の肉を調理するには、火加減や味付けの仕方にコツがあります。今回ご紹介する調理法は、誰でも簡単にジューシーなローストポークを作ることができるので、ぜひ実践してみてください。
材料(4人分)
豚肩ロース肉 500g
さつまいも 1本
じゃがいも 3個
人参 1本
蓮根 1節
にんにく 2個
ローズマリー 1枝(お好みで)
塩胡椒 適宜
オリーブオイル 小さじ1
事前準備
豚肉は塩豚にすることで旨味がアップします。豚肉に塩胡椒をすりこみます。しっかりと全面にすり込むようにするのがポイントです。グラム数で言うと、肉の重さの1.5〜2%程すり込むといいでしょう。多めに感じるかと思いますが、大丈夫です。塩の種類はお好みですが、今回は適度な甘みが出る岩塩を使用しています。
オススメの豚肉の部位は、肩ロース肉です。適度な脂が入っているので、焼き過ぎた場合でもジューシーさを損ないにくいという利点もあります。肩ロース肉が手に入らない場合は、赤身の部分が多めのロース肉を使用しても大丈夫です。この場合は、肩ロース肉よりも焼き時間が短くなるので、ご注意ください。
味付けをしたお肉は、オリーブオイル(分量外/小さじ1)と共に保存袋に入れておきます。半日程漬け込む事でしっかり中まで味が入り、塩豚になります。この工程は、下準備として家で行うことをおすすめします。
作り方
野菜を切ります。蓮根は皮をむいて乱切りにします。じゃがいも、さつまいも、人参も蓮根とサイズを揃えるようにそれぞれ切ります。にんにくは皮をむいて半割りにします。蓮根、さつまいも、じゃがいもは10分程水にさらす事でアク抜きになり、より美味しく仕上がります。
鍋にオリーブオイル、にんにくを入れて弱火で加熱します。
にんにくの香りが出てきたら、豚肉を入れて焼きます。
注意点は、豚肉は焼く15分程前に冷蔵庫やクーラーボックスから出し、常温に戻しておく事です。冷たいまま焼いてしまうと、中心に火が入りにくくなるので気をつけてください。
全面焼き色がつくまで強火でしっかりと焼きます。
肉に焼き色がしっかりついたら、切っておいた野菜と、一旦取り出したにんにくを戻し入れます。蓋をしながら弱火でゆっくり焼きます。焼き時間の目安は、15〜20分です。
豚肉の中心に金串などを刺して5秒間待ちます。抜いて金串の先が熱くなっていたら焼き上がりです。豚肉はしっかり火を通さないと食べられないので、必ず熱くなっていることを確認しましょう。
ホイルで包む事で、ジューシーなローストポークに仕上がります。余熱で全体が温まるので、豚肉の中心までしっかりと火が入ります。熱いまま切ると流れ出てしまう沢山の肉汁も、こうする事で肉の中に留める事ができ、ジューシーなローストポークに仕上がります。
鶏肉や、牛肉などを焼く際にも使える技なので、ぜひチャレンジしてみてください。
しっかり味が中心まで入っているので、このままで食べても美味しいですが、お好みでタレなどをつけるのもオススメです。
肉好きにも大満足な、絶品キャンプ飯
ちょっと焦げてしまった部分も、カリッとジューシーな焼き加減も、どれもが美味しいスパイスになるのがキャンプ飯の良いところですねよね。こうして切らずにお皿に盛り付けると、豪快な塊肉ならではの迫力があります。
シンプルな味付けですが、豚肉の香りがお野菜にも移って、我が家の子供達は、普段食べられない苦手な野菜もパクパク食べてくれました!野菜好きの方にも、肉好きの方にも大満足な、塊肉のローストポークをぜひお試しください。