「オソトデオチャ。」をモットーに活動している大島清吉商店の大島です。今回はお外で「茶葉」を手軽にかつ本格的に楽しむための、お茶淹れ道具を紹介します。定番ものからハイキングでも使えそうな携帯性に優れたものまで、ぜひ参考にしてみてください。
アウトドアにぴったりなお茶淹れ道具
その1: 茶葉専用のSSステンレスストライナー茶こし
手軽にちょこっとソロキャンプで飲みたい、モーニングティーを一人でまったりのみたい。そんな本格的な茶葉を手軽に楽しみたいというときにおすすめです。口径7〜10㎝、深さ7.5㎝までの湯呑やカップに対応します。
茶葉専用として開発され、従来の網茶こしとは異なった硬いステンレス製で網がこわれにくくなっています。カップ側に茶葉が漏れ出にくい構造も特徴です。この茶こしに茶葉をいれ、カップへそのまま装着します。お湯をいれて、茶こしを上下させれば、専用茶こしならではの美味しい本格茶が手軽に召し上がれます。
その2:味だけでなく見ても楽しめるハリオ製蓋なしクリアティーポット
2〜3人での少人数でお茶を淹れたいときにおすすめです。「ガラス容器を外に持ち出すの?」と思いますが、緩衝材のついたケースに入れて持ち運べば問題ありません。ガソリンランタンと同様ですね。
本体は耐熱ガラスで、フタは茶こしフィルターになっているのが特徴です。しっかりとしたパッキンがついており、本体のガラス容器と取り外しができます。フィルター側はPCT樹脂製で落としても割れにくいです。
ガラス側の器の口が大きいため、茶葉の出し入れもしやすいデザインになっています。容量450㎖にて2人分ぐらいのお茶がつくれます。
ガラス製の良いところは2点あり、1つ目は器のにおい移りがないこと。2つ目は淹れる茶葉の色を視覚的に楽しめることです。シンプルな見た目の可愛さも相まって、お外でももちろん、ご家庭でも十分お使いいただけるハイプリットなティーポットです。
その3:新発想の構造を採用したハリオ製フィルターインボトル
大人数のグループやファミリーにぴったりな容量が特徴です。耐熱ガラス製のボトル側へ直接茶葉を放り込んで、お湯を入れて簡単にお茶をつくることができます。暖かいお茶も冷たいお茶も作れます。
シリコンゴムのしっかりしたフタがついており、横にしたり、万が一倒してしまっても中の液体は漏れたりしません。ちなみに、筆者は冷蔵庫で横置きして保存しています。
ワインボトルタイプですので、氷を入れた冷茶でしたら、大きめのクーラーボックスに入れるなど作り置きも可能です。緑茶葉は氷などを入れて冷たい状態にしておくと、色味や味わいの酸化が抑えられ、茶葉本来の味わいが長持ちします。
その4:お茶を淹れるのに理にかなった急須
アウトドアでお茶を楽しむ道具に、やはり急須は外せません。「外で使ったら割れてしまうのでは?」というご不安もありますが、先ほど紹介したガラスティーポットと同様、やわらかい緩衝材の入ったケースに入れて持ち運びましょう。
急須は、日本茶を淹れる道具として、たいへん理にかなった道具の一つです。横につく持ち手を握り、手首を内側に回しやすくなっていることで、持ち手が後ろに着くティーポットとは違った注ぎやすさになっています。
私は愛知県常滑の急須を愛用しております。常滑焼でつかわれる土がもつ成分と、お茶のもつタンニン成分が反応してお茶がまろやかになると言われています。
急須の形、色合い、デザイン、容量は様々です。選ぶポイントは手に持ったときの握りやすさ、手首のかえしやすさ、重さからくる持ちやすさのバランスです。いろんな急須を手に取って自分の手にあった1つを見つけてみてください。
その5:持ち運びするボトルとしてビタントニオ製ツイスティーボトル
アウトドアで本格的なお茶を淹れて持ち運ぶのにおすすめです。ボトル自体にステンレス製のフィルターがついており、茶葉とお湯があれば本格的なお茶を淹れつつ持ち運ぶことができます。
ボトルの底にフタがあり、そちらにステンレスフィルターがついてます。ここに茶葉をいれて、お湯を注ぎ、フタをしてから砂時計のように逆さにして待てばお茶が作れます。
キャンプの様々なシーンや一緒に行く人数に合わせて淹れられる日本茶。今回紹介した道具を参考にして、ぜひ日本茶を楽しんでみてください。