寒い季節のキャンプ飯には、やっぱり鍋料理がオススメ
肌寒い夜に食べたいのは、やはり身体を温めてくれる温かい料理ではないでしょうか。鍋やダッチオーブンなどの調理用具と、ガスコンロを用意すれば作ることができる鍋料理は、キャンプ初心者の方にもオススメのお手軽キャンプ料理です。野菜や肉、スープまで楽しめるので、1品作るだけでご飯のおかずにぴったりです。
寒い季節になると鍋セットとして、カットされた野菜や魚、肉などがワントレーにのって販売されているお店もあるので、食材の準備も簡単です。様々な鍋スープが販売されていますが、今回ご紹介するのは、レモンと塩で味付けするさっぱり味の洋風鍋です。骨付きの鶏肉の出汁がしっかり出たスープに、レモンの酸味が効いたお子さまから大人まで楽しめる鍋料理です。
材料(2〜3人前)
・手羽元肉 7本
・長ネギ 1本
・白菜 5枚
・しめじ 1パック
・にんにく 1片
・レモン 1個
・ケイパー 大さじ1
・薄力粉 大さじ2
・白ワイン 1/2カップ
・バジル 2枝
・塩胡椒 適宜
・オリーブオイル 小さじ1
・鶏がらスープの素 小さじ1
野菜はお好みで、種類や量を増やしても大丈夫です。白ワインは辛口タイプのものがオススメです。レモンは皮から若干苦味が出るので、皮をよく洗ってから調理しましょう。
下準備
手羽元肉を袋に入れて塩胡椒を揉み込み、薄力粉を入れて振るようにして下味をつけます。
しめじは石づきを取り除き、手で房に分けます。白菜はざく切りにし、長ネギは3㎝程の長さに切ります。レモンは輪切りにします。にんにくは皮を剥いて半割りにします。
ここまでの作業を自宅仕込みとして準備することで、キャンプ場へ行ってからの作業が格段に少なく、とても便利です。
バジルを持ち運ぶ際は、パックや袋に入ったままだと黒くなりやすいので注意しましょう。濡らしたペーパーを根元に巻いて、ラップで包むことで変色を防ぐことができます。乾燥バジルでも作れますが、生バジルを最後に飾ることで、彩りがあって綺麗な仕上がりになるのでオススメです。
調理開始
鍋を温め、オリーブオイルをしき、にんにくと手羽元肉を並べます。
手羽元肉の表面がきつね色になるまで焼きます。この段階では、鶏肉の表面だけ焼けていれば大丈夫です。
下準備したカット野菜(しめじ、白菜、長ネギ)を入れ、白ワイン、鶏がらスープの素、水300ccを入れ蓋をします。弱火でゆっくり加熱します。
肉が骨からホロッと取れるくらいの柔らかさになったら、ケイパーを入れます。水分量を水で調節し、塩胡椒で味を整えます。仕上げに上にバジルを散らして完成です。
スープまで美味しい!鶏肉の旨味たっぷりの塩レモン鍋
最近では、様々な鍋スープの販売がありますがワインやパスタ、パンなど洋風のお料理の時にオススメしたいのが、今回の塩レモン味の鍋です。レモンの酸味と鶏肉の旨味がスープにたっぷり浸み出ているので、具材を食べ終わった後のスープも楽しめるレシピです。クリーム系がお好きな方は、生クリームや豆乳、牛乳などをプラスして煮込んでも美味しいです。寒い日には、スープを多めに作って、ゆっくり食事をしながら身体を温めても良いですね。
骨つきのお肉は、普段自宅でお料理をする際は火が入るのに時間がかかるなど、少し手間に感じる方も多いのではないでしょうか。しかし、今回のレシピは、食材を入れてゆっくり出来上がるのを待つだけで良いので、アウトドア料理の際は、煮込み時間も楽しめます。寒い季節に、キャンプでコトコトゆっくり煮込んだ鍋料理は格別です。ぜひ塩レモン鍋を、キャンプ料理のレパートリーに加えてみてください。