いつものルーカレーを劇的に変身させるべく、ちょい足し実験を決行! スパイス使いのプロ3人にアドバイスをいただきつつ、審査してもらいました!!
スパイスのプロが絶賛!カレーちょい足しレシピ
ベースはポークカレー
ちょい足しスパイスの王様ガラムマサラは失敗知らず!
トマト缶+ガラムマサラ
ポークカレーにトマトの酸味が加わり、さっぱりした味に。「夏っぽくなりますね。ガラムマサラは最後の仕上げにふりかけても美味しい」(カラミちゃん)
トマトのエキスが凝縮されたトマト缶。
数種のスパイスを配合したガラムマサラ。
特有の香りと甘さが燻製の風味に負けないアクセント
燻製卵+パプリカパウダー
手軽に燻製風味をつけるべく、燻製卵をトッピング。卵は崩してカレーに混ぜると全体に味が広がる。「燻製の風味が強いから特有の香りがあるパプリカパウダーがぴったり」(鈴木さん)
コンビニで調達可能な燻製卵。
燻製風味のスモークパプリカパウダーもおすすめ。
トッピングの人気者にひと工夫!お洒落な大人の味に
溶けるチーズ+ブラックペッパー+乾燥バジル
チーズカレーやカレードリアがあるぐらい、チーズはもはや神的存在。さらなる美味しさを求め、これに合うスパイスは…? と3人同時に閃いたのが、ブラックペッパーとバジルのブレンドでした!
ごく一般的なチーズとブラックペッパー、乾燥バジルの三つ巴が奇跡の味に!
爽やかな香りと、インパクトのある辛味をプラスするならこのコンビ
ショウガ+山椒
爽やかな風味のこの組み合わせは、ビーフやキーマカレーにも合うと高評価。「和のスパイスだけに、トッピングにおかかや油揚げを加えると、さらなる変化が楽しめそう」(蓮池さん)
日本を代表する香味野菜ショウガと、山椒。
山椒は直前に挽くと香りが立つ。
ベースは野菜カレー
コクを出しつつ食感も楽しめるナッツ類で風味豊かに
カシューナッツ+カルダモン
ミキサーでペーストにしたカシューナッツを野菜カレーに加えるとコクが増す。製菓用のアーモンドパウダーでもいい。「こってりしたナッツ味には爽やかなカルダモンを」(カラミちゃん)
今回はカシューナッツを使用。
かなり主張するので香りが強いカルダモンを+α。
夏でも食欲がわく見た目爽やかなあっさりカレー
ヨーグルト+ミント+クミン
「カレーにヨーグルトというとタンドリーチキン的な感じがするから、クミンを合わせるとピシッとくる」(鈴木さん)。「ガラムマサラもピリッと締まるから加えてもいいかも」(蓮池さん)。さらにミントを添えて爽やかさアップ。
隠し味の定番ヨーグルトは、コクを加えまろやかに。
ミントとクミンで爽快感倍増。
酸味をプラスし食欲を刺激!ハマること間違いなし
白ワインビネガー+クローブ
「お酢は旨味に変わるので、カレーにちょい足しするとガラリと味が変わる」(蓮池さん)。スパイスはお酢と相性がいいクローブを。これだけで大人の本格カレーに大変身!
ビネガーの代わりに米酢などでもOK。
ツンとした香りのクローブをチョイス。
エスニック気分を味わうならココナッツミルクが必須
ココナッツミルク+シーフードミックス+パクチー
ココナッツミルクマジックで、これを入れるとエスニックっぽくなるから不思議。シーフードの旨味も出るので、スパイス代わりにパクチーをトッピング。レモンを加えても◎。
最近ではスーパーでも手に入るココナッツミルクにパクチーと、冷凍魚介。
エヌ・ハーベストでは、オーガニックスパイスを30種類以上扱う。¥360〜。問い合わせ先 エヌ・ハーベスト 03(5941)3986
※構成/大石裕美 撮影/西山輝彦 フードスタイリング/佐野 雅
(BE-PAL 2020年9月号より)