流木でDIY!自然の味を生かしたオリジナルの額縁を作ろう!
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    2020.10.26

    流木でDIY!自然の味を生かしたオリジナルの額縁を作ろう!

    私が書きました!
    アウトドアライター
    のまどう
    行く先のあてもないバックパッキング、ソロキャンプ、登山が大好物です。とはいえフラフラは出来ず、最近は子供とのキャンプと自宅に並べたギアを眺めての想像の旅に夢中です。千葉の最南端在住。田舎暮らし満喫中。

    天然の流木は、人の手が加わった木材とは違い、ひとつとして同じものがありません。曲がりくねっていたり、穴が開いていたりと、一つ一つに味わいがあります。天然の流木の味わいをそのまま生かした、額縁の作り方をご紹介したいと思います。

    流木はどこで拾える?

    海が荒れた2日後の海岸です。大量の流木が打ち上げられていました。

    流木は海岸で拾えます。大雨で川が増水した後は、上流から流木が流れつくので、河口付近でよく発見できます。台風が去ったあと、海岸に大量に打ち上げられることもあります。

    また、ダムや湖でも拾えます。その場合は水位が下がっているダムや湖がねらい目です。水位が下がっていれば、普段は底の部分に溜まっていた流木を拾えます。

    国定公園や国立公園内では流木を拾うことが禁止されています。拾う場所にはご注意くださいね。

    必要な道具と材料

    材料

    材料はたったこれだけ。

    ・額縁(フレームが木製のもの)
    ・流木(額縁のフチを覆うことができる量)
    ・ブライワックス
    ・ビス(極細)

    今回のDIYでは、額縁のフレームがプラスチック製のものは使用できません。フレームに穴を開けて流木を固定するので、しっかりした木製の額縁を用意してください。ビスが目立つと、見栄えが悪くなります。ビスは頭が小さく、細いものを用意してください。

    さまざまな色があります。

    ブライワックスとは天然の蜜蝋(みつろう)と着色剤を混合したワックスです。凹凸や傷のある古材に塗りこめば、その味わいが際立ちます。流木の着色にピッタリです!着色するだけでなく、木材の表面を保護し劣化を防ぐ役割があります。ブライワックスが無くてもDIYはできますが、使用すれば木材の見た目が圧倒的によくなりますよ。

    道具

    電動ドリルがなければ、キリと普通のドライバーでも代用できます。

    ・のこぎり
    ・棒やすり
    ・電動ドリル
    ・使用するビスよりも、直径が小さいドリルビット

    作り方

    拾ってきた流木の下処理

    拾ってきた流木はDIYの材料として使うまえに、下処理が必要です。

    電動ドリルがなければ、キリと普通のドライバーでも代用できます。

    流木の裂け目には砂や泥が入り込んでいます。流水で流しながら、ブラシでこすって砂や泥を取りのぞいてください。

    こげ茶色の部分が腐食部分です。

    流木によっては表面が腐食しており、手で触るだけでボロボロと崩れてしまうものもあります。そういった流木は、やすりがけが必要になります。流水で流しながら、粗めの棒やすりで表面をこすって、腐食部分を取りのぞきます。

    水分を含んだ流木は、天日で1日以上干して、よく乾燥させてください。

    流木を並べて配置を決める

    下処理が終わり、天日でよく乾かした流木を、フレームの上に並べて配置を決めます。

    フレームの上に並べましょう。

    曲がりくねっている流木や、表面がデコボコな、味のある流木を選んでください。既製品にはない、天然の味を生かした額縁に仕上がります。多少フレームからはみ出してしまっても問題ありません。感性のおもむくままに並べてください。

    流木にブライワックスを塗りこむ

    流木の配置が決まったら、次はブライワックスを流木に塗りこみます。

    ウエスにしたのは、いらなくなったTシャツです。

    ウエスを手のひら大にカットして、ブライワックスをつけ、表面に塗りこんでください。

    ブライワックスを塗りこむ前

    ブライワックスを塗りこむ前の流木です。木目がぼんやりしています。

    ブライワックスを塗りこんだ流木

    ブライワックスを塗りこめば、凹凸がある部分にワックスが溜まり、流木の深みが増します。木目がきれいに出ているのがわかりますか?

    ワックスを塗りおえたら、新しいウエスで全体を良くこすり、余分なワックスを拭きとってください。すると、光沢が出て滑らかな仕上がりになります。塗れば塗るほど色味が増すので、お好みで2度塗りしてもかまいません。

    流木を額縁に固定する

    ワックスを塗りおえたら、ふたたび、フレームの上に流木を配置します。フレームと流木が接している部分にビスを打ちこみます。

    ドリルで下穴をあけます。

    ビスを直接打ちこんだ場合、フレームや流木が割れてしまうことがあります。ビスで固定する前に、使用するビスよりも直径が小さいドリルで穴を開けてください。その後、慎重にビスを打ち込んでください。

    ビスが見えてしまうと、見栄えが悪くなります。できる限りフレームの裏側からビスで固定してください。

    額縁と流木が接している場所を狙って、ビスで固定します。ひとつの流木を固定するのに2か所以上はビスを打ち込むように心がけましょう。

    流木とフレームの間にすき間があります。

    流木とフレームの間には、どうしてもすき間ができてしまうことがあります。

    直線の多い流木や、DIYの際に出た端材です。横幅や厚みが違う材が何種類もあれば便利です。

    すき間が広い場合は、適当な材をはさみます。材をはさむことによって、ビスで固定できるようになります。

    のこぎりでカット。

    材をのこぎりでカットし、すき間に入るサイズに調整します。

    すき間に材をはさみ、ビスで固定しました。

    すき間に入れた材と流木をビスで固定したあとに、流木とフレームをビスで固定します。流木から、はさんだ材がはみ出ると、見栄えが悪くなります。フレームを表にして、確認しながら作業してくださいね。

    流木が重なりあった部分。

    流木と流木が重なり合っている部分も、補強のためにビスで固定してください。

    できあがり

    こんな仕上がりになりました!

    完成です!天然の流木の味を生かした、個性的な額縁ができあがりました!フレームと流木は2カ所以上ビスで固定してあります。隣り合う流木もビスで固定してあるので、ぐらつきがなく、全体がしっかりと固定されています。

    おわりに

    リースの横に設置してみました。

    天然の流木は一つ一つ形が違います。できあがった額縁は、世界にひとつとして同じものはありません!存在感があるので、お部屋のアクセントになりますよ。個性的な流木を集めて、皆様もぜひチャレンジしてくださいね。

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