ふっくらトーストが、キャンプで手軽に楽しめる
普段の朝食でトーストを食べるという方は多いと思いますが、キャンプの朝食にトーストを選ぶ方はなかなか少ないように思います。理由はきっと、アウトドアでトーストを焼くのが難しいからではないでしょうか。
そこで今回は、アウトドアでも美味しいトーストが焼ける、トースターの作り方をお伝えします。100均グッズだけで完成するので、材料はたった300円(税別)でそろい、作業時間はなんと5分程度!
とても簡単に作れますので、キャンプの朝食に美味しいトーストを楽しみたいという方は、ぜひチャレンジしてみてください。
トースターの作り方・トーストの焼き方
準備するもの
・油はね防止ネット
・15cm角型焼き網(2枚1組)
・ラジオペンチ
油はね防止ネットはダイソーで大小2サイズが展開されていますが、小さいサイズを選びましょう。
ラジオペンチは先の細くなっているペンチの事で、細かい作業に向いている道具です。ご自宅に無い場合は、普通のペンチでも問題ありません。
油はね防止ネットが200円、15cm角形焼き網が100円、合計300円(税別)で材料がそろいます。材料費が安価で済むのも、嬉しいポイントです。
トースターは焼き網2枚を組み合わせて作ります。100円ショップで2枚1組の焼き網を購入すれば、1枚ずつのものを購入するより材料費が安く済みます。
また、焼き網を選ぶ際には、溶接されていないものを選ぶことがポイントです。今回のトースター作りには、網の端を曲げて四辺に固定しているだけの単純な作りのものが向いています。
作り方
まず、焼き網の四辺のうち一辺をペンチを使って起こします。
次に端を起こした網に、もう1枚の焼き網を抱き合わせて、ペンチで端を再度折り曲げ、2枚を接続します。
手で開いてみて簡単にはずれなければ、焼き網の準備は完了です。
ガスバーナーやカセットガスコンロなどの熱源の上に、油はね防止ネットと開いた焼き網を置けば、トースターの完成です。
油はね防止ネットをバーナーで熱すると、熱を帯びて赤くなります。熱を帯びた金属が遠赤外線を発し、パンを焼くという仕組みです。
トーストの焼き方
食パンを焼き網に立てかけます。バーナーの火口に近い部分は、パンが焦げやすいので注意しましょう。
パンが焼けるのが早い場合は火力を弱めるか、焼き網を大きく開くと、パンが焦げにくくなります。
食パンの表面が焼け過ぎないように、こまめに焼き色のチェックをします。たまにパンの向きを変えるなどして、焼け具合を調整しましょう。
食パンの両面にきれいな焼き色が付いたら、完成です。
パンをバーナーの炎で炙るだけだと、表面ばかりが焦げてしまいます。しかしこのトースターで焼くと、強力な火力で表面をカリッと焼き上げ、遠赤外線がパンの内側まで浸透し、内側はふっくらした食感に仕上がります。
ほぼすべての熱源で使用可能
今回ご紹介したトースターは、ほとんどすべての熱源で使用できます。
シングルバーナーやツーバーナー、カセットガスコンロで実際に試したところ、問題なく食パンが焼き上がりました。
ただしアルコールバーナーで使用したところ、バーナーの炎が油はね防止ネットを通過しました。
これでは炎が食パンを直接炙ってしまい、すぐに焦げてしまいます。アルコールバーナーでトースターの使用はおすすめしません。
同様に、炎が油はね防止ネットを通過するようなもので、このトースターを使用するのはやめた方が良いです。
バーナーで熱している最中・熱した直後は、油はね防止ネットと焼き網が高温になっています。
触れる場合は必ず耐熱グローブなどを着用して、火傷をしないように気を付けましょう。
キャンプでトーストを楽しもう
今回ご紹介したトースターがあれば、アウトドアでは焼くのが難しいトーストも簡単に美味しく焼くことができます。
普段食べ慣れている朝食でも、キャンプの朝に外で食べると、とても美味しく感じますよ。コーヒーと一緒にいただくと、さらに美味しく感じるのでおすすめです。
簡単・安価で作れるキャンプで使えるトースター、ぜひ試してみてください。