アウトドアで過ごすときの要となるのが、寝室や居間の役目を果たすテントだ。家族やグループで使うタイプは、快適な居住スペースを追求したモデルや、張り方のバリエーションが楽しめるモデルが増えたことが、今年の顕著な傾向といえる。
ファミリーやグループでゆったりくつろげる大型モデル、インナーのないシェルター(フロアレス)タイプが充実!アウトドアギア開発に携わる、現役スペシャリストによる、シビアでリアルな解説、コメントもお見逃しなく!
2人用と5人用インナー標準装備でお買い得感満点!
サバティカル/ギリア ¥39,800
2人用インナー使用時のリビングスペースは、(横から見て)幅が約370㎝! テーブルやチェアをセットしてもゆったり過ごせる。
サイズ(約)=520×300×H170㎝
(2人用/280×150㎝、5人用/280×250㎝)
収納サイズ(約)=67×35×H30㎝
総重量(約)=13.8㎏
問い合わせ先 エイ アンド エフ 03(3209)7575
ブリッジフレームで3本のアーチポールを固定。アーチポール間にテンションがかかり、テントとしての剛性がアップ。
圧倒的に広い室内空間が魅力!
MSR/ハビチュード6 ¥82,000
パッと見、複雑そうに見えるフレームワークだが、じつは、3つのクロスポールを組み合わせたシンプルな構造。6人用のビッグなサイズなのにとても立てやすいのが印象的。
サイズ(約)=254×427×H195㎝
(254×305㎝)
収納サイズ(約)=58×25㎝
総重量(約)=6.35㎏
問い合わせ先 モチヅキ 0256(32)0860
緊急時にテントから脱出するときも安心な、閉めたときにスライダーが1か所に集約されるタイプのドアジッパー。
付属の伸縮ポール1本で
6、7、8角形にセットできちゃう!
ogawa/タッソ ¥39,800
195、220、250㎝にセットできる伸縮式継ぎポールと、ジッパー開閉可能な幕体を組み合わせたモノポールテント。ユーザーの工夫で、さまざまな張り方が楽しめるモデルだ。
サイズ(約)=6角形/370×H250㎝、
7角形/430×220㎝、8角形/480×195㎝
収納サイズ(約)=74×22×22㎝
総重量(約)=6.8㎏
問い合わせ先 キャンパルジャパン 0800-800-7120
6角形
最大高250㎝。高くても出入り口の開閉が楽にできるよう、長いジッパータブが付けられている。
6角形張り方バリエーション
ポール(別売り/130㎝¥1,900、190㎝¥2,500)を追加すれば、さまざまな張り方ができる。
8角形
高さがグンと低く(とはいっても195㎝)なるが、より風に強くなり要塞のような感じだ。
付属ポールには、設営形状に合う位置にストッパーが付き、角形表示されているので扱いやすい。
ガイドシートがめっちゃ便利!
ペグダウンの位置決めをするためのガイドシートとロープが付いている。角形に応じて、素早く設営できる親切装備だ。
両サイドも広々使える
2ポールフロアレスタイプ
ゼインアーツ/ギギ2 ¥59,800
ワンポールの「ギギ-1」をスケールアップ。左右に別売りの「ギギインナー」(1張¥13,800)をセットしても、中央部には幅400㎝超のリビングスペースが確保できる。
サイズ(約)=750×400×H220㎝
収納サイズ(約)=72×20×H25㎝
重量(約)=7.5㎏
問い合わせ先 ゼインアーツ info@zanearts.com
両サイドを補助ポールで立ち上げるので、サイドの空間はかなり広い。メッシュ窓も付き、通気性も考慮。
(BE-PAL 2020年10月号より)