ソロキャンプの良さは、「ひとり=自由」であることにつきるだろう。ファーストテントは自立型で設営が楽なドームテントなど地面に設営するタイプがオススメだけど、「地面が平らである」「設営面に草木が生えていない」「地面にペグが刺さる」などの制限があり、「本当はここにテントを設営したいのに条件が・・・」という経験をしたことがある人も少なくないはず。そんな方は、空中泊ができるハンモックテントの導入はいかがでしょうか?今回はハンモックテントの魅力を紹介します。
1:今までにないステルス感
ハンモックテントの良さを聞かれたら、僕は真っ先に「ステルス感」を熱く語る。ステルスとは、日本語的には「こっそり」とか「隠密」といった意味がある。つまり、おおっぴらに「ソロキャンプしてますぜ!」と密集エリアにテント設営をするいうよりも、自然の中により溶け込んでひっそりとソロタイムを満喫できるキャンプができるのだ。
2:ハンモックテント設営に必要な条件はひとつだけ
ハンモックテントを設営するのに必要な条件は、「丈夫な木が並ぶ森があること」だけ。この条件がそろえばどこでも空中泊ができるのだ。もちろん、木がないといった最悪の場合はトレッキングポールなどを使いタープを設営し、自立型同様に地面にハンモックを敷いて両サイドを引くなど工夫をすれば寝ることができる。
3:通常の悪条件はハンモックテントの好条件?
先にも挙げたとおり、自立型、非自立型のテントは「地面の上に寝る」仕様であるかぎりいくつかの条件をクリアする必要がある。でも、ハンモックテントはそれらの条件をほとんど無視できてしまう。そのため、フリーサイトなどで悪条件とされる場所でも設営できるため、ソロを存分に楽しめるのだ。主な理由は次の3つ。
①斜面地でも設営可能
どんな斜面地でも、ハンモックテントを水平に設営すれば寝床は平らに保たれる。テントが水平になることは、快眠の重要項目。設営になれてしまえば、もう地面の斜度を気にする必要がなくなる。
※もちろん、焚き火を楽しんだりする地面の確保は忘れずに!
②テント下の条件は笹藪でも湿地でも設営可能
テント自体が空中に浮いている以上、テントの下は気にする必要がなくなる。地面に倒木があろうが、笹藪だろうが、岩場だろうが、そこにアプローチさえできれば設営ができ、テント内では快適に過ごせる。
③設営時間は自立型ドームテントよりも早い?
テントの設営はどんなものでも練習が必要であることを前提にすれば、ハンモックテントの設営は慣れると非常にスムーズだ。まずサイトに地面の小石や枝などをとりはらう作業がまったくいらないだけで時短になるのは約束される。現在様々なブランドからハンモックテントが出されているが、どれも設営が簡単でタープとテント合わせても10分あれば綺麗に設営することができる。
4:実は快適なハンモックテント内
「ハンモックテントって、寝心地いいの?」初めての方にはかならず聞かれるこの質問。もちろんなれは必要だけど、テント内は快適そのものだ。もちろん、地面設置型のテントの床面全面を自由に使える感覚とは大きく変わるが、浮遊感とカプセル感、そして自分側からだけ見える外の景色など、快適ポイントが多い。寒さ対策や雨対策などはどのテントでも同じなので、自分なりの快適空間をつくりだしてみてほしい。
魅力的な空中泊ができるハンモックテント。「そろそろ変化球が欲しいな」と思ったら是非導入してみて欲しい。簡単な設営方法や注意点などは、BE-PAL公式youtubeにアップされているのでこちらも観てみてください!!