ライター・編集者
内山さつき
旅、アート、文学、をテーマに、雑誌や書籍の執筆・編集などの活動を行なう。フィンランドの島と海の暮らしのあり方に深く惹かれ、取材を続ける。著書に『とっておきのフィンランド』『フィンランドでかなえる100の夢』(kukkameri 内山さつき・新谷麻佐子/著 ダイヤモンド社)。11/30まで、谷中のひるねこBOOKSでフィンランドの展示を開催中。22-23はフィンランドのクラフトビール、北欧雑貨販売のイベントあり。instagram @satsuki_uchiyama
自由に海外旅行ができなくなってしまった今、東京にいながら、五感を使ってフィンランドを体験できるイベントが、駐日フィンランド大使館の敷地内にある、メッツァ・パビリオンで行なわれます。
このイベントは、フィンランドの暮らしや地域、ライフスタイルを、アクティビティーを通じて体験するもの。湖水地方、トゥルクと群島地域、ヘルシンキの3つの地域の、フィンランドの夏の一日が体感できるのです。そのアクティビティーの一部をご紹介しましょう。
湖水地方でサウナシートを作ろう
「湖水地方の朝」をテーマにしたコーナーでは、鳥のさえずりを聴きながら、サウナリネンにスタンプを押して、サウナに入る際に敷いて座るサウナシート作り。
湖水地方には、188,000個あると言われているフィンランドの湖のほとんどが集中しており、湖のそばには、「モッキ」と呼ばれるサマーコテージ、そしてサウナがあるのが定番です。森と湖は、まさしくフィンランドを象徴するもの。フィンランドの木材で作られたメッツァ・パビリオンも森の香りがしますよ。
トゥルクと群島地方で花冠作り
五感でたどる旅は、続いてフィンランドの西岸へ。「トゥルクと群島地方」をテーマにしたコーナーでは、夏至祭の時につける花冠作りが体験できます。花冠をかぶって踊れば、気分はすっかりフィンランド人!
トゥルクは、フィンランド最古の町で、近隣の町ナーンタリにはムーミンワールドのある島も。このコーナーでは、「ムーミン」シリーズに登場するキャラクターたちのハガキで、手紙を書くことができます。この手紙は実際フィンランドに運ばれてから配達されます。
ヘルシンキでかぎ針編み
夏の一日の締めくくりは、首都ヘルシンキ。ヘルシンキは洗練されたアートやデザインに触れることができる街。ヘルシンキのコーナーでは、フィンランドの伝統であるかぎ針編みを体験。ここで作った編み物は、来年ヘルシンキで開催予定のビエンナーレのインスタレーションとして展示される予定です。
各コーナーには、「フィンランドを味わう」として、ブルーベリージュースやライ麦パン、フィンランドの老舗食品メーカーFazer(ファッツェル)のチョコレートなど試食コーナーも。
1階には、ヴァーチャルでオーロラを体験できる部屋もあります。
日本にいても五感を使いながら、フィンランドを感じ、フィンランドに想いを馳せることができるこのイベント。申し込みは一度締め切られたのですが、大好評につき追加枠が設けられ、応募受付中です!
応募は以下サイトから
https://www.businessfinland.fi/ja-jp/ajankohtaista/tapahtumat/2020/visit-finland-open-day
※当選者は抽選となります。追加応募期間は11月19日(木)の正午まで。 当選者には11月20日(金)までにメールで連絡あり。
「Happy Day in Finland」のアクティビティーは、下記オンラインでも見ることができます。
https://www.visitfinland.com/ja/kiji/happy-day/