朝晩の冷え込みがきつくなってきて、冬野菜たちも成長速度が落ちてきました。今秋植えた芽キャベツも茎ブロッコリーも、植えてしまえばそのままでも育つのですが、今回は小さなプランターの中でしっかり収穫するためのメンテナンスをご紹介します。
冬は気温と水やりに注意
前回の記事では、苗の成長に水の遣り過ぎは禁物と書きました。水をあげすぎると根の張りが悪くなるためです。しかし、植え付け時の3倍ほどに成長したら根もしっかりと伸びているので、今度はたっぷりと水をあげるように変更します。
特に冬の時期は、日中の気温のバラつきが大きく、週に1回程度の水やり頻度が基本ですが、急に暖かくなり水切れをすることがあります。天気予報をしっかりチェックして日中の気温が上がる日は、水をしっかりとあげましょう。もちろん追肥も忘れずに!
芽キャベツの「下葉かき」をしよう
芽キャベツの苗は、しゃもじ型の葉の付け根に結球した芽をつけます。そのままでも芽キャベツはできますが、上の葉を10枚以上残して、下半分をの葉を根元からカットしましょう。その際、結球し始めた芽を取ってしまわないように注意してください。
芽キャベツは下葉を切ってあげることで、芽の成長速度が上がります。切った葉の根元に芽がついてるのがお分かりでしょうか。これが全部芽キャベツになりますので、しっかりメンテをしたらまた防虫ネットをかけておきましょう。
茎ブロッコリーはというと…
茎ブロッコリーの様子をチェックしてみましょう。横から見た感じでは変化はありませんが、上から覗くと花蕾(からい)ができています。
普通のブロッコリーだと、これが成長して可食部になるのですが、茎ブロッコリーはちょっと違います。この中心の花蕾を摘んでしまうことで、周りから生えてくる脇芽を食べるんです。
と、今回はまだ少し取るには早いのでこのまま! 次回は茎ブロッコリーの摘心と収穫をします。