山ガール“かほなん”のとっておきレシピを紹介!
人気YouTuber『さばいどる かほなん』。彼女が公開している『さばいどるチャンネル』には、登山を紹介する動画がコンスタントにアップされている。景色の良い場所で休憩しながら、簡単に料理して、お腹もいっぱいになる。そんなシーンも登場する。今回は、かほなんが山に行ったときに、作って美味しかったという料理を一品紹介してもらった。
軽量シンプルな道具で美味しく料理する
「コンセプトは、『山ガールのごはん』です。登山に行った時に、固形燃料1個で美味しい料理を作ります。使う道具もシンプルなんで、ザックも重くならないのがいいです。でも、けっこうボリュームたっぷりなんで、男性にもすすめます。では、早速やってみましょう!」
かほなんが用意した道具は、たったこれだけ。
今回使った道具
・メスティン
・コンパクトストーブ(ロゴスのものを使用)
・固形燃料(25g)
・ウインドスクリーン(風よけ)
・ライターなど着火するもの(今回はカラビナタイプのファイヤースターターを使用)
・箸
メスティンは収納ボックスとしても使える
ウインドスクリーンと食材以外の道具は、メスティンにきれいに収納されていた。
「日帰りの登山なら、食事も1回程度しか作らないので、小さなストーブと固形燃料1個で十分美味しい料理を作れます。ガスカートリッジ式のコンパクトストーブよりコンパクトなんで、メスティンに入れちゃえばかさばらないし、軽いから気軽で便利ですよ」
材料
・豚肉(こまぎれ) 150g
・キムチ 150g
・焼肉のたれ 大さじ2
・醤油 大さじ1
・ごま油 大さじ1
※以上の材料を自宅で混ぜて保存用パックに入れて持ち運ぶ
・米 0.7合
・チーズ 少量(好みで)
・ネギ(自宅で切っておくと便利)
・水 130ml
さあ、作りましょう!
「まずメスティンにお米を入れます。時間を節約するために、自宅で洗ったものを保存用パックに入れ、さらに少量の水で浸水しておきました。この準備をしておけば、メスティンにお米を入れ、水を足し入れたらすぐに炊き始められます」
お米も材料も、ある程度、自宅で下ごしらえをしておくと時短にもなり、まな板やナイフを省いて荷物を軽くできるメリットもある。
「お米の上に自宅で混ぜてきたキムチベースの材料を載せます。全体的に平らになるように馴染ませたら、さらにその上にチーズを適量載せましょう。あとは、コンパクトストーブとウインドスクリーンを準備して、メスティンの蓋を閉じて、火にかけて待つだけ!」
火をつけたらあとは待つだけ
カラビナタイプのファイヤースターターを「シュッ!」と擦り、瞬時に点火。メスティンをコンパクトストーブに載せ、風向きを考えてウインドスクリーンをセットするかほなん。あとは待つだけ。実際の登山では、料理ができあがるまでの時間に写真を撮ったり、そのあとのルートを確認するなど、限られた時間を有効に使える。
キャンプ場にいい香りが…
「今回は固形燃料の火が消えるまで、放っておく自動炊飯で料理しました。途中で蓋を開けたり、熱の入り具合を確認する必要もありません。ほったらかしておけばできちゃうんで簡単ですよ。火が消えたら、火傷をしないようにグローブをしてメスティンの蓋を開けます。チーズのいい香りがしてきますね!で、仕上げに刻んだネギを載せたら完成です。ジャ~ン!美味しそう」
チーズが最高のアクセントに。これはクセになる
かほなんが、ごはんとキムチ味の具材を混ぜて箸を上げると「びよ~ん」とチーズが伸びた。見るからに美味しそうだ。
「う~ん。たまりません、この食感。チーズがいい感じです。味もごはんと良く合っています。バッチリです。大成功~!」
山を歩いた疲れも吹き飛ぶ美味しさ
アツアツのごはんに、キムチ味の豚肉とチーズ。山を歩いて疲れた体を瞬時にリフレッシュしてくれそうな美味しくて、しかも、ボリューム満点の料理だった。さすがは、かほなん。
「皆さんも、山に行ったときは、ぜひ作ってみてくださいね。簡単で美味しいですから」
雄大な景色を眺めながら食べるランチ。こんなに簡単に美味しくできるなら、ランチのために山に登るのもアリかもしれない?
取材協力/青川峡キャンピングパーク https://www.aogawa.jp/
構成/山本修二