レッキングやランニングなどアウトドアのアクティビティやスポーツをする人にとって、足が重要なことは言うまでもありません。
足元の小さなトラブルのせいで、本来の実力を充分に発揮できないと感じている人も多いでしょう。
たこ、魚の目、巻き爪、外反母趾、リウマチ、痛風、冷え、むくみ、膝や股関節の痛み・歪み・・・・・・。足のトラブルには、小さなものから手術や切断に至るようなケースまで、さまざまな種類があります。しかし、足に関する小さな違和感を病気と捉えず、「これくらい我慢するのが当たり前」と限界まで我慢し、重症化してしまう人が多いのが現実です。
2013年にオープンした日本初の足専門のクリニック『足の診療所』の桑原靖院長によると、「成人の約8割は、何らかの足のトラブルを抱えている人がいると言われています。痛みを自覚していてもどの科を受診したらいいのかわからず、整形外科や皮膚科、内科などを転々とし、それでも完治していない人が大勢いるはずです」とのこと。また、「とくに、糖尿病を患っている人は注意が必要です。合併症の神経障害により、足の痛みに対して鈍感になっているため、ほんの小さな傷が原因となって切断にまで至ってしまうことが大半だからです。足の切断などという、生き方が根底から変わってしまうような事態の発端が、じつは外反母趾や巻き爪など身近な足トラブルであることが少なくないのです」。
糖尿病の人に限った問題ではありません。長年、肩凝りや頭痛に悩んできたけれど、じつは、足裏のアーチが崩れたことによる骨盤のズレや全身バランスの歪みが原因だった、と判明することも多いそうです。
そこで、足トラブルを早期に発見して健康維持に役立てるため、同院で「足の検診」(完全予約制、自由診療2万円~)がスタートしたとの情報をキャッチ。最近ときおり膝に痛みを感じ、健脚自慢が陰り始めた沢木副編集長が、さっそく検診を受けに行きました。通常の健康診断と同様で、1~2週間後に結果が本人に郵送される仕組みです。