透き通った空気の中で飲むコーヒーは格別! 身体の芯から温まり、ホッとした時間が楽しめる。しかし、コーヒーを飲みたいけれど毎回コーヒー豆を用意してドリップするのは面倒……と思っている人は少なからずいるのではないだろうか。
そこでおすすめしたいのが、カップに入れてお湯に溶かして飲む、手軽なスティックコーヒー。今回は、名古屋発の食品メーカーが手がけるコーヒー商品を紹介する。
アロマ、ハニー、デカフェなど多彩なコーヒーが味わえる
こちらのINIC coffee(イニックコーヒー)は、名古屋のパウダーフーズフォレストという食品メーカーが販売するパウダーコーヒーシリーズ。同社はコーヒーやフルーツパウダーなどの粉末食品や、コーヒーに合うスイーツ、果汁100%のジュースなどを手がける会社である。
このコーヒーの特徴は、単にお湯で溶かして飲む手軽さだけではない。スムースアロマ、ナイトアロマ、モーニングアロマといった香り豊かな定番シリーズから、シルキーソイラテやハニーといったカフェで飲むようなフレーバーまで、幅広いラインナップが特徴である。
種類によるが、人気なのは1パッケージに2〜4本のパウダーコーヒーが入ったもの。小さいバッグに入れられるので、女性からの支持が高くギフトにも人気だそうだ。
こちらのパッケージ以外にも、エコな瓶タイプや、複数の味を1つにまとめたアソートパッケージもある。
実際に2種類のパウダーコーヒーを飲んでみた
では、ここで1つ飲むことにしよう。チョイスしたのは、キリマンジャロのコーヒー豆に国産はちみつパウダーを混ぜたハニーコーヒー。
作り方はとても簡単! これならすぐにコーヒーを飲みたいときに気軽にできる。
ポイントは、お湯の温度は80〜85度にすること。ドリップコーヒーの場合は、温度が高すぎると雑味が出てしまいコーヒーの美味しい味を引き出せないとのこと。イニックコーヒーはその温度を忠実に再現することで、より味わい深いものにしているそうだ。
試しに飲んでみたところ、はちみつの味がしっかりと引き立ち、パウダーなのに想像以上に濃厚な味が楽しめた。キャンプならホットサンドやフレンチトーストと一緒に飲めばとても優雅なひと時を過ごせることができるだろう。
次に2つのパウダーを入れて作るコーヒー。1つはコロンビアとキリマンジャロのコーヒー豆をブレンドしたもの、もう1つはキャラメルパウダーとベルギー産チョコレート、そしてフランスのヴァローナ社のカカオをミックスしたパウダー。
こちらはホット専用になっており、ミルクを温める必要はあるが、80度前後まで下げる必要はなくミルクをそのまま注げば簡単に作れる。
ちなみに、沸騰したてのお湯は約100度、沸かしたポットからケトルなどに入れ替えることで10度前後下がり、そこからさらにカップなどにお湯を注ぐと10度前後下がると言われているので、それを目安にして飲んでみてはいかがだろうか。
こちらも砂糖がすでに入っている状態なので、キャンプで砂糖を持っていかなくても甘めのコーヒーを飲めるのは嬉しい。とはいえ、控えめな甘さなので甘党でない人でも美味しく飲めるだろう。ほのかなキャラメルの風味があり、ちょっとしたプチ贅沢を味わえた。
家でもキャンプでも飲めるパウダーコーヒーを飲んでみよう
「コーヒーはドリップするからこそ楽しい!」という人もいるので、お好みのスタイルでコーヒーを味わってもらいたいが、パウダーコーヒーなら家でもキャンプでも、少ない荷物ですぐに淹れられて便利だと改めて感じた。
こちらのイニックコーヒーは公式オンラインストアの他、全国の百貨店や雑貨店などで購入可能なので、気になる人はぜひ味わってみてはいかがだろうか。
イニックコーヒーの公式ページ
https://www.inic-market.com/f/inic
文・撮影/小川迪裕