煮込むだけで完成の簡単名古屋飯「どて煮」をキャンプで作ろう
「どて煮」の名前で有名な名古屋飯の豚ホルモンの味噌煮込みのレシピのご紹介です。鍋に材料を入れて、時間をかけてじっくり煮るだけで完成するどて煮は、冬キャンプにぴったりなメニューです。
コクのあるこってりとした八丁味噌のタレが絡んだホルモンは、お酒のおつまみとしてもオススメです。根菜類もたっぷり入るので、ご飯のおかずとしても美味しく召し上がれます。寒い季節のキャンプの鍋メニューのレパートリーに、ぜひ加えてみてはいかがでしょうか。
材料(3人前)
豚ホルモン 300g
大根 3分の1本
人参 1本
生姜 ひとかけ
長ネギ 1本
板こんにゃく 1枚
七味唐辛子 お好みの量
<味付け調味料>
八丁味噌 大さじ3
砂糖 大さじ2
料理酒 大さじ3
みりん 大さじ2
今回は豚ホルモンを使用しましたが、牛スジ肉を使用しても美味しく仕上がります。
どて煮の味付けには、八丁味噌が必須アイテムです。出汁などの味付けが入っていない、八丁味噌(赤出し味噌)を使用しましょう。
八丁味噌は、名古屋飯には欠かせない調味料のひとつです。コクのある味と、豆の風味が特徴の味噌です。ふろふき大根や味噌田楽につける味噌や、赤だしのお味噌汁にも使用できます。
作り方
大根、人参は皮をむいて厚めのいちょう切りにします。煮込み時間が長いので、少し大きめに切りましょう。
板こんにゃくは洗って、スプーンでちぎります。生姜は皮をつけたまま、薄切りにします。
ホルモンは洗って、ザルで水をきり、新しい水と共に鍋に入れます。
沸騰したらザルで湯切りし、ホルモンを水洗いします。再び鍋にホルモンと一緒に新しい水を入れて、再沸騰させます。
再びザルで湯切りして、新しい水と共に鍋に入れます。
このように、2度茹でこぼして下茹ですることで、ホルモンの臭みをしっかり取ることができます。下茹で済みのボイルホルモンを購入した場合も、この作業をすることで、より臭みのない仕上がりになりますよ。
切った大根、人参、板こんにゃく、生姜を入れて加熱します。
一度沸騰したら、弱火にし、出てくるアクを取ります。
アクが出なくなったら、味付け調味料の食材を全て入れます。
煮込んでいくと、だんだん食材に味噌味が付き、根菜類も柔らかくなってきます。写真の状態では、まだ煮汁が多いので、煮汁がほとんどなくなるまでゆっくり煮込みます。
煮汁がしっかり煮詰まって、とろみが出てきたら完成です。まだホルモンが固いようでしたら、水分を足して柔らかくなるまで煮込みます。
器に盛り付け、小口切りにした長ネギを飾り、お好みで七味唐辛子を振りかけて完成です。
冬キャンプは、具沢山の名古屋名物「どて煮」で温まろう
関東系のホルモン煮込みは、醤油がメインのあっさりした味付けが多いですが、名古屋飯のホルモン煮込みは八丁味噌を使ってコッテリとした味付けに仕上げます。しっかりした味噌味がついているので、ホルモンの臭みを感じにくく、ホルモンが苦手な方でも美味しく食べられます。
寒い冬に温かい鍋をつつきながらの食事は、冬キャンプの醍醐味でもありますね。じっくり煮込んで旨味たっぷりに仕上がったホルモンを、ぜひキャンプ飯で楽しんでみてください。