雷山(らいざん)ってどんな山?
福岡県糸島市と佐賀県佐賀市との境にある標高955mの山。糸島を象徴する山で、古来より霊峰として崇められ、登山ルート途中には雷神社上宮やほこら、古代山城の跡と考えられている「雷山神籠石」などがある。山頂からは、北方の福岡市街や玄界灘が一望でき、山頂は広く、ゆっくりとして景色を楽しみたい場所だ。
雷神社に立ち寄ったら、登山開始!
駐車場から舗装路を歩き、雷神社(いかづちじんじゃ)の標識に従って歩けば、神社にたどり着く。雷神社の境内にある公孫樹(いちょう)は、樹齢は900年以上といわれ、昭和35年に県の天然記念物に指定された。また、近くには観音杉と呼ばれる2本の巨木もあり、神社周辺は神秘的な空間が広がっているのでぜひ立ち寄って、安全祈願をして出かけてみてはいかが。
見所の一つ、清賀の滝
雷神社から少し戻って、登山道へ。山道を歩き林道を何度か横切る。すると見えてくる清賀の滝はなかなかの見応えがあり、ベンチでしばらくのんびりするのもオススメだ。その先は、木のハシゴを渡り、いよいよ登山道が開始する。この先、片方が切れているルートや、鎖の岩場を歩く箇所があるから注意して歩こう。
雷山中腹に位置する雷神社上宮
山頂とスキー場への分岐部分にある雷神社上宮へ着く。3つの祠がありベンチもあるから、ここで息を整えて山頂を目指そう。急な登り、ロープ箇所もあるからくれぐれも慎重に。頑張って、山頂へたどり着けば展望が広がり嬉しくなるだろう。
山頂からの展望を見たら、続く脊振山系のルートを次はつなげて歩きたくなるかも!?
やっとたどり着いた山頂には、大きな岩の横に山頂標識がある。細長い山頂は続く脊振山系や北方の福岡市街や玄界灘が一望できる。また登ってみたくなる山であることは間違いないだろう。今回もお疲れ様でした!
プラスで楽しむ!
雷山千如寺大悲王院
鎌倉時代に造られた「木造千手観音立像」「木造清賀上人坐像」は国指定重要文化財。秋は大カエデの紅葉とビャクシンが見られる。
住所 福岡県糸島市雷山626
時間 9時~16時30分
拝観料 400円
TEL 092-323-3547
アクセス情報
公共交通機関
筑肥線「筑前前原駅(南口)」から雷山線「雷山観音前バス停」下車
※バスの本数は少ないのでご注意を
マイカー
福岡前原道路 前原ICより県道573、12、49、564号経由 車で約15分
JR筑前前原駅より 車で約20分
登山ウェアや持ち物について
1000m以下の山ではあるが、雷山スキー場が以前はあったほど、冬場になるとそれなりに積雪がある。今は積雪が少なくなったものの寒波がくれば雪山が楽しめるので、ぜひ冬山対策をして出かけよう。温かい飲み物も忘れずに。
雷山データ
山頂所在地:福岡県 佐賀県
山域:糸島市 佐賀市
標高:955M
今回のコース
コースの距離:約6キロ
コース:駐車場(30分)→雷神社(35分)→清賀の滝(40分)→雷神社上宮(30分)→山頂(20分)→雷神社上宮(60分)→駐車場 (215分休憩なし)
<問い合わせ>
糸島市観光協会 092-322-2098
糸島市商工観光課 092―332―2080