スキレットに、オリジナルのハンドルカバーを装着しよう!
キャンプ飯を美味しそうに映えさせる調理器具といえば、スキレットは外せません。直接火にかけることができ、調理後はそのままテーブルの上に置くだけで映える、とても便利なアイテムです。
しかしスキレットは鋳鉄製であるため、火にかけると持ち手部分まで熱くなり、直接触れると火傷をする恐れがあります。そのためスキレットを調理で使用する際は、ミトンやグローブ、ハンドルカバーなどを使って、火傷を防ぐ必要があります。
今回はオリジナルデザインで作る、木製ハンドルカバーの作り方をご紹介します。世界にひとつだけのオシャレなハンドルカバーが作れるので、気になる方はぜひ試してみてください。
木製ハンドルカバーの作り方
材料
・スキレット鍋
・のこぎり
・木材(20cm)
・ナイフ
・カービングナイフ
・彫刻刀
・たこ糸
木材は選ぶ際は、「2枚重ねた寸法>スキレットの持ち手部分の厚み」になるように選びましょう。
カービングナイフを持っていない方が多いと思いますが、ナイフや彫刻刀でも代用が可能です。ただしその場合、今回ご紹介するハンドルカバー表面の凹凸のデザインが加工しづらくなるので、もし本格的に作りたいという方は、カービングナイフの購入をおすすめします。
作り方
今回使う木材は、長さ約20cmのものを使用します。
スキレットの持ち手の長さは約10cmのため、木材を半分に切断して2枚重ねると、スキレットの持ち手がすっぽりと収まる大きさになります。
スキレットの持ち手部分の輪郭を、鉛筆で木材になぞり書きます。
先ほど書き込んだ輪郭線の内側を、彫刻刀を使って彫り込みます。
スキレットの持ち手が半分程度入る深さになるまで、根気強く彫りましょう。
彫刻刀を使う際は、怪我をしないように細心の注意を払いましょう。
先ほどと同じように、もう1枚の木材もスキレットの持ち手が入るように、溝を彫り込みます。
今回使うスキレットは、持ち手にくびれがあるため、ハンドルカバーの溝にあるくびれと、スキレット持ち手のくびれが引っ掛かり、抜けない構造になっています。
もしお使いのスキレットの持ち手が、くびれのない形状の場合、持ち手うしろの穴にダボを差し込んで、カバーが抜けないようにすることも可能です。
木材2枚を彫刻刀で彫り終えたら、実際にスキレットの持ち手に固定してみましょう。
木材同士が上下でずれている場合は、この段階で木材同士の段差を解消するように、ナイフで削ってなめらかにします。
ハンドルカバーの大まかな形状になるよう、ナイフで木材を削ります。
彫刻刀と同様、ナイフを使う際も怪我に気を付けましょう。
今回はカービングナイフを使って、ハンドルカバーの表面に凹凸を作ります。
すべり止めの効果と、見た目に武骨さが生まれるので、手間は掛かりますがおすすめのデザインです。
ハンドルカバー2枚ともに、たこ糸がずれるのを防止するための溝を彫ります。
こうすることによって、たこ糸のずれ・脱落が防げて、使いやすさが向上します。
スキレットの持ち手を挟み込むようにハンドルカバーを重ね、たこ糸で2枚のハンドルカバーを緊結します。
これでスキレットのオリジナルハンドルカバーが完成です。
ハンドルカバーをDIYして、スキレットをオシャレにドレスアップしよう!
スキレットは多くのキャンパーが使う調理道具であるため、見た目に個性が欲しくなりますよね。オリジナルのハンドルカバーを装着すると、自分好みの見た目になるので、さらに愛着が湧きます。
ドレスアップだけでなく、火傷防止や滑り止めの効果も期待できるので、キャンプでスキレットがぐんと使いやすくなりますよ。
自分だけのオリジナルハンドルカバーをDIYして、世界にひとつだけのスキレットを作ってみるのはいかがでしょうか。