子どもと雪遊びにいこう!必要なウェア&小物の選び方
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    2021.02.01

    子どもと雪遊びにいこう!必要なウェア&小物の選び方

    私が書きました!
    アウトドア/山岳ライター
    寺井真理
    関東で編集の仕事をしながら登山に情熱を燃やし、脱サラして愛知にUターン。沢登りからアイスクライミング、山スキーなどを一通り楽しみ、アウトドア誌や環境教育などの企画・執筆。2015年に誕生した長女と3年間で子連れ登山50回以上。2019年に長男出産。実体験に基づくリアルな話題を提供します!

    本気で子どもと雪遊びするなら絶対ほしいもの

    子どもは雪遊びが大好き! スキーやそり遊び、雪中キャンプ、残雪の低山ハイクなど、雪のある外遊びは冬ならではのアクティビティ。2月以降は寒さの緩む日が増え、小さな子どもとも出かけやすくなります。防寒対策をして遊びにいこう!

    冬の登山経験を重ねてきたライター寺井が、スノーフィールドでのウェア&小物の選び方をまとめました。また実際に使用したモンベル製品のレビューも記載。大人もご一緒にスノーアイテムを見直してみてくださいね。

    1.街着のアウターではなく、アウトドア用のアウターを

    冬のアウトドアフィールドでの遊びを念頭に置くならば、保温性があって少々の雪では濡れない防水性をもつ、アウトドア用のアウターを思い切って購入するのがよいです。例えばスキーウェアとして販売されているものを選べばOK。わが家はスキー場に行かなくても、降雪時や寒い日の外遊びでスキーウェアを着せています。

    防水性のないフリースやダウンは濡れてしまいNGです。雪の中にダイブすると、袖や裾から雪が入ってしまいます。この点でも、スノーウェアは面ファスナーやゴム裾、スノーガードなど付いているので安心して遊ばせられます!

    フリースやダウンに、防水性のあるレインウェア(防水・透湿性素材のもの)を重ね着する方法は◎ですが、子どもは着脱に長時間じっとしてくれません。重ね着しない方が親子ともストレスなく遊べるでしょう。ただし親は、このレイヤリング(フリースやダウン+防水・透湿性アウターの重ね着)が体温調整できるうえに着回ししやすいためおすすめですよ。

    たっぷり中綿が入って保温性が高く、速乾性にも優れている、パウダーライトジャケット Kid’sとパウダーライトビブ Kid’s(いずれもモンベル)。シリーズはボタンで接続できる。ジャケットをパンツインしたスタイルもかわいい! つなぎかセパレートかは、年齢、着せやすさなどからお好みで。

    キッズウェアはサイズ選びが悩ましいですが、モンベルの雪遊び向けアウターウェアは、身長の変化に柔軟にフィットするよう袖に芯地を入れてダボつかないよう工夫されていました。ズボン丈は、内側に仕込まれたフックを引っかけて折り曲げて調整することができ、細かいところも「さすがモンベル」と感じます。

    2.スノーブーツは、やっぱり必要

    アウターとともに大きな出費となりますが、スノーブーツは欲しいです。街を想定したおしゃれブーツは防水性がなく、ソールが雪道で滑りやすいのです。また通年用のゴム長靴は、防水性は抜群ですが保温性がなく、分厚い靴下を履いてもゴムの冷たさで寒いです。

    スノーブーツを選ぶ際は、試し履きをして足入れのしやすさ、歩行に問題がないかを確認しましょう。

    左は防水も保温もソールもよいのに、足入れに難ありで活用できなかった。足入れの確認を必ず! 右は5歳児が使用したパウダーブーツ Kid’s 18.0cm(モンベル)。軽くて暖かく、脱ぎ履きもしやすかった。

    3.素肌を出さないよう、小物を準備する

    子どもの遊び方は大人の想像を超えてきます。帽子、ネックウォーマー、手袋の対策も! 気温が氷点下になってくるとさすがに素肌のままでは寒いです。とくに手袋は雪まみれになって、半日で2枚、3枚と交換することもあります。薄手のものでも肌を出さないことが大事。

    いろいろな手袋を試してみました。

    1)幼児から大人まで使える保温・速乾性に優れたシームレスグローブ(キャラバン)。予備として常にポケットにしのばせられ、普段使いにも重宝。
    2)昔ながらの毛糸の手袋。雪遊びでは無力だった……。
    3)中厚手のフリース素材、クリマプラス200 グローブ Kid’s(モンベル)。子どもの遊び方では表面が雪まみれになってしまい、不向きだった。
    4)雪遊びやスキーでは防水と保温の機能があるグローブが最適。素材が柔らかく着脱しやすいもの、手首が長めで雪が侵入しづらいものがおすすめ。
    5)2歳頃まで使える小さな手袋。あるのとないのとでは大違い。
    6)シンプルベビーミトン(モンベル)。親指がないタイプなので、0歳児向けと感じた。意外なところで自転車での送迎シーンで活躍中。

    ニット帽やフリースキャップ、ネックウォーマーは、子どもにサイズが合っていることが重要です。アウトドア用にこだわる必要はないと思います。

    ところで、日頃は全力で帽子を嫌がる息子も、雪の中では帽子をかぶって手袋をしてくれました。寒ければちゃんと身に着けてくれるんですね……。

    4.なにより靴下が大事

    靴下は厚手のウール製を探しましょう。天然素材のウールのものは他とは比較にならないくらい暖かく感じます。化繊素材のあったか素材は分厚くても体感は暖かくないので、おすすめしません。

    ウール製の靴下は通常の量販店で手に入らないことがありますが、スポーツショップ、アウトドアショップで探してでも買うべきマストアイテムです。

    厚手のメリノウールソックス(モンベル)。左はBaby’s、右はKid’s。裏面が総パイル地でぬくぬく。※片方を裏返して撮影

    できればインナーにも気を配りたく、なるべく保温力を感じられるアンダーウェアを選びましょう。もっともおすすめなのはウール素材のアンダーウェアですが(肌着、タイツなど)、子ども用はあまり見かけません。

    小さな子どものウェア選び

    今冬1歳児の雪遊びに、モンベルのパウダーベビーカバーオールを検討しました。試着した結果、80-90のサイズ表記以上に大きく感じ、つなぎタイプは大きめサイズをごまかして着せることも難しく、襟元が口まで覆ってしまい断念。

    そこで防水性能は全くなく濡れてしまいますが、上下おそろいのデザインで保温できるサーマラップ パーカ Baby’sと、サーマラップ パンツ Baby’sを購入しました。これが想像以上に気に入ったので紹介します。

    サーマラップ パーカ Baby’sとサーマラップ パンツ Baby’s(どちらもモンベル)。降雪直後の里山で。本来は80サイズのところ90サイズを着ているので、来シーズンも着せられる。

    リバーシブルで色を楽しめる、ワンサイズ大きなものを購入しても袖と裾がゴムなので対応できる、フードを取り外せば保育園のジャンパーにもできる(せっかく買うなら着倒したい!)、収納用のスタッフサックが付いているなど、総合的に買ってよかったです。雪上ではこれでも寒そうなので、フリースやウインドブレーカーの重ね着も考えています。

    パウダーブーツ Baby’s 14.0cmも検討したところ、どうやらオーバースペックで歩きにくい様子で購入は見送り。防水性のない冬用ブーツやゴム長靴を複数用意し、濡れたら履き替えて対応しています!

    モンベルはキッズ&ベビー用品が豊富なうえ、機能、性能が安心です。家庭で洗濯しやすいなど手入れのしやすさも考慮されていますよ。季節や用途に応じたお気に入りを探してみてください!

    【モンベル】キッズのアウトドア装備ガイド(冬編)

    https://www.montbell.jp/generalpage/disp.php?id=519

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