2021年2月5日、山形県酒田市に「無印良品 酒田 POP-UP STORE」がオープンした。かねてより無印良品では各自治体や地元住民に巻き込まれる形での地域活性化を目指していたが、その一環として2019年に酒田市とのパートナーシップ協定を締結。空洞化が進む中心市街地の商店街に店舗を構えることで、街の活性化のきっかけになることを目指している。
目指すのは「商いを通じた人と人とのつながり」
同市の地域活性化を目的に社内に立ち上げた「酒田プロジェクト」として無印良品が最初に始めたのは、過疎化が進む中山間地域の活性化。2020年6月より軽トラックを活用した移動販売をスタートさせ、地元住民や高齢者とのコミュケーションを創出するきっかけとなるよう現在も活動を続けている。その活動が今回オープンした「無印良品 酒田 POP-UP STORE」につながっているが、こちらでも移動販売と同様に「商いを通して人と人とのつながりを創出すること」を大切にしているという。
店舗では無印良品で大人気のレトルトカレーや掃除用品、天然素材を使用したインナーウェアなど、毎日の生活を支える「くらしの基本アイテム」を中心とした品ぞろえに。あくまでも地域の人々のくらしの役に立つことを第一に考えているのだ。