安全に “ながら聴き” を楽しめる、『骨伝導ヘッドフォン』の実力に驚いた
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    2021.03.08

    安全に “ながら聴き” を楽しめる、『骨伝導ヘッドフォン』の実力に驚いた

    私が書きました!
    CX / BMXアスリート
    腰山雅大
    自転車歴20年の社会人アスリート。BMXパーク競技を経て泥の中をレースするシクロクロスへ参戦、ボーダーレスな自転車競技活動を続けている。All-City Cyclesの本国契約ライダーとして国内トップカテゴリーを走る一方、本職では自動車整備業に従事。乗り物のほかコーヒー、銭湯、カメラにアウトドアなど、趣味は常に多彩でオーバーフロー気味。https://www.instagram.com/vhlg/

    骨伝導ヘッドフォン「AfterShokz Aeropex(アフターショックス エアロペクス)」のレビューをお届けしたい。

    音声コンテンツの楽しみ方

    好きな音楽に、好きなラジオ番組、近年だとポッドキャストや音声SNSまで耳で楽しむコンテンツがとても多い。家で料理をするときや、ストレッチ、就寝前など1人で音声コンテンツを楽しむときに欠かせないアイテムがヘッドフォンだ。

    音質にこだわったもの、軽量化が施されたものなど幅広い選択肢があるが、“耳を塞がない” ことが特徴の骨伝導ヘッドフォン「AfterShokz Aeropex(アフターショックス エアロペクス)」のレビューをお届けしたいと思う。

    ながら聴きをするなら骨伝導ヘッドフォン

    何か好きなアクティビティーを”しながら” 楽しむことのできる特徴的なアイテムだ。

    この記事をお読みの方に音声コンテンツを楽しむシチュエーションを問うなら、どのような場面をイメージされるだろうか。もちろん自宅でコンポから流れる音楽に集中したり、ライブに出向いて生音を楽しむこともあるだろう。

    私の場合、前者のほかに徒歩や電車での移動中、ジムや外でのトレーニングを思い浮かべる。どれも “ながら聴き” で、移動の道中やトレーニングのモチベーションをあげるため、アップテンポの音楽を聴くことが多い。一方、趣味である自転車やランニングを楽しむときには、環境音を聴き取ることも大事なため、イヤフォンをつけることがはばかられていた。

    耳をふさがないヘッドフォン

    そんななか見つけたのが、今回ご紹介する「アフターショックス」の骨伝導ヘッドフォンだ。通常のイヤフォンは、耳の穴(外耳道)を通った空気振動が鼓膜を通じて内耳に伝わるが、骨伝導タイプは、外耳道の少し上にある骨に振動を与えて視覚神経に伝わる方式をとっている。つまり、耳をふさがなくても音楽が聴ける画期的な仕組みだ。骨伝導技術を採用した製品は2006年ごろから実売はされているが、ここ近年はバッテリーの小型化やBluetoothの進化、製品そのものの改善などで広く普及が進んでいる。

    “骨伝導ヘッドフォン”トップシェアの「アフターショックス」

    エントリーモデルからフラッグシップまで、「アフターショックス」は、幅広い選択肢がある骨伝導ヘッドフォンをリリースしている。

    「アフターショックス」社は2011年にニューヨークで創業、当初からオープンイヤーデザインと呼ばれる耳をふさがないシルエットの商品を開発している。2020年には日本国内での骨伝導ヘッドホン販売台数シェア81.2%を記録した。

    2016年以降は、Bluetoothを利用したワイヤレスモデルに特化し、ランニング、サイクリング、スイミングなど、外でのアクティビティーをはじめとした様々な用途でシェアを拡大している。日本ではプロロード選手の別府選手がサポート選手として名を連ねるなど、スポーツと深い関わりを持つ。かくいう私も、関西のプロロード選手が使用しているのを見たことがきっかけで商品を知ることとなった。

    スペック、付け心地はいかに

    本体右側のボタンと、充電用のソケット。音量ボタンのプラスを長押しすると電源が入る。充電はマグネット式で手間がない。

    私が購入したのはフラッグシップモデルともいえる「エアロペクス」という商品だ。さすがは高級モデルということで、丁寧に梱包されて配送され、充電用のコードもはじめから2つ用意されていた。ゴム質の可愛いケースもフタにマグネットが埋め込まれていて、見た目と使い勝手がとても良い。

    実機は想像よりも小さく、つけても髪の長い方ならすっぽり隠れてしまうほど。重量も26gととても軽く「付けていることを忘れるほど」というふれこみも伊達ではなかった。フレームにはチタンが採用されていて、軽さと付け心地の良さにこだわりを感じる。

    想像を超える音質に感動

    耳の穴ではなく、骨を通じて音声を再生するが、想像をはるかに超える音質で驚いた。耳をふさぐ(耳栓をするなど)と、よりクリアに音が聞こえてくる。

    実際の音質については「想像をしていたより遥かに良い」というのが率直な印象だ。音とは振動なので、空気を震えさせる一般的なイヤフォンに比べれば、皮膚と骨を介する骨伝導が劣るのは仕方ないだろうと思っていた。しかし、低音を除けば元来の音質に遜色はなく、付け心地の良さも相まってとても印象が良い。

    スポーツに特化しているというこのモデルのコンセプトを考えれば充分なスペックともいえる。また、商品にわざわざ同封させている耳栓を使うと、おもしろいことに低音域が一気に増幅した。これは振動する媒介が増えたことによる現象だと思うが、骨伝導の仕組みを改めて理解することができた。

    他者への気遣いができる優れたヘッドフォン

    例えばコンビニやスーパーの買い物、人と会話するときも耳が塞がっていないため「ビジュアル的に」相手に安心感を与えられる。

    先にも書いた通りスポーツに特化したアイテムの「エアロペクス」だが、「見た目」という点でも大きなメリットがあると感じたので綴っておきたい。

    私は以前からAppleのAirPods Proも日常的に使っている、音質はとても良くノイズキャンセリング機能も想像を超えるレベルであった。またノイズキャンセリングと逆に外部の環境を取り込む機能があり、付けたまま他者と会話することができる。ただ、当然相手にはその機能の有無が伝わらないので、見た目的に不自然ともいえる。言い換えれば失礼かもしれない。

    その点で骨伝導イヤフォンは外耳道をふさがないため、”視覚的” にも環境音を取り込むことができる。街で友達と出くわしたとき、山の中でハイカーとすれ違うとき、サイクリングの道中にコンビニで買い物をするとき。「何かつけている」というのはわかるが耳を塞いでいないだけに、相手に不快感を与えづらい。現代的な悩みかもしれないが、これを解消できるメリットは大きい。

    外でのアクティビティーにオススメしたい逸品

    この日は、マウンテンバイクでトレイルを散策してみた。つけ心地もよく、ヘルメット、サングラスと組み合わせてもお互いに干渉しなかった。

    防水規格は「IP67」、つまり一定の水圧で一定時間(30分間)水中に浸けても有害な影響がない。汗や急な悪天候を気にする必要がないので、スポーツしながら使うにもいい。

    ランニングをしながら、サイクリングをしながら、またはアウトドアでソロキャンプなどでも。何かを”しながら”音声コンテンツを思いっきり楽しめる<アフターショックス エアロペクス>、アクティブなあなたにオススメしたい。

    商品詳細:AfterShokz Aeropex(アフターショックス エアロペクス)

    バッテリー駆動時間 : 最大8時間
    防水規格 : IP67
    保証期間 : 2年間
    税込価格:19,998円

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