約10㎡の決して広いとはいえない庭だが、果樹から落葉樹、宿根草に野草と、さまざまな植物が共存。さぞ、手入れも大変なのでは? と思いきや、ほとんどノーメンテナンスだという。
「庭は8割、家の中から眺めるもの。あとの2割で手入れするぐらいが丁度いい」と、話すのは『ものぐさガーデニングのススメ』の著者である斉藤吉一さん。
ではその手入れのコツとは何だろう。
「まずは土作り。2年かけて10か所に直径20×深さ60㎝の穴を掘り、生ゴミを埋めてきました。肥料と呼べる物はそれだけですが、そうやって徐々に土を育ててきたので、どんな植物でも育ちますよ」