杉澤友彦さん(60歳) 清美さん(61歳)
岡山県倉敷市在住。友彦さんは、会社員。雨が降らない限り自転車通勤し、雨の日だけは軽キャンパーを使う。今年の目標は、山中湖畔で車中泊して、朝一番の富士山の絶景を眺めること。
軽キャンパー
インディアナ・RV/インディ727
●ベース車両:日産『NT100クリッパー』
●就寝定員:4人
●購入価格:約250万円
●全長×全幅×全高:3,390×1,480×2,000㎜
●主な装備:ポップアップルーフ、サイドオーニング、FFヒーター、シンク、サイクルラックなど
子育てから解放されたタイミングで、スズキ/ハスラーを購入。ふたりでキャンプに出る機会が増えたという杉澤夫妻。
「でも、ハスラーが少し手狭に感じてきたころに、たまたま中古の軽キャンパーを見かけて、即、購入を決めました」
購入から4年目。これまでに出かけたのは、近県はもちろん、京都、高知、山口、静岡まで。
「思い立ったら、すぐに旅に出られる気軽さが、軽キャン車中泊の魅力です」と友彦さん。
杉澤家のインディ727は、軽トラックをベースに作られた本格的なキャンピングカーだ。ベッドは2段式で、ポップアップルーフを上げることもできる。親子4人で眠れるスペースがあるので、「ふたりで使うには十分な広さ」だという。
「通勤にも使えて、高速料金が安くて、燃費もいい。無理なく普段使いと旅を両立できるところが気に入ってます」
この日は、近場のキャンプ場で焚き火ランチ。素敵なご夫婦だ。
道具の基本はコンパクトになること
リアゲートがないため、荷物の積み下ろしは左サイドにあるドアから。積み下ろしがしやすくて、かさばらない、小さく折りたためる道具を持っていく。
身長180cmでも快眠できます
下段のベッドスペースは、身長180cmの友彦さんでも余裕の広さ。
ポップアップルーフ内。就寝時には荷物置きになる。
周辺散策は朝イチが鉄則
「景勝地のすぐそばに仮眠することで、朝イチの誰もいない時間に写真を撮れるのもいいですね」。山口県角島で撮影。
自転車ラックには薪も積む!
「仲間とサイクリングに行くために付けたサイクルラックは、薪を入れたコンテナを運ぶにも便利です」
隙あらば積め込みます
作り付けの小物入れが豊富にあるが、それでも入らないものは、シート下などの隙間を無駄なく使って収納している。
※構成/山本修二 撮影/奥田高文 協力/経ヶ丸オートキャンプ場
(BE-PAL 2021年4月号より)