ソロキャンプするのに、まずそろえたいのは寝床となるテント。いま圧倒的に人気があるのは、インナーのない「パップテント」と呼ばれる軍用テントだ。昼間は、張り出しをセットしてテーブル&チェアや焚き火台、調理道具をセットアップ。夜は全閉する。また、同じような使い方ができる、広い前室とインナーが付いた新しいテント、雨や日射しを避けて快適スペースが得られるタープも併せて紹介。
ここで紹介するギアすべてに共通するポイントは、「工夫しながら、楽しんで使える」ということ。テントやタープをどのようにセットしようが、火をおこしてただ眺めていようが、調理しようが、そろえた道具類をどのように使おうが自由。ひとりだからこそ、それが許される。
自由な時間を充実させてくれるギミックあふれる道具立てこそが、ソロキャンデビューに欠かせない大切な要素なのだ。
ここでは、現在数限りなくリリースされている便利なキャンプ道具の中から、とくに注目度の高いアイテムを厳選して紹介。
優れた道具との出逢いは、ひとりの時間をとびきり楽しいものにしてくれること請け合いだ。
もはや軽量・コンパクトさだけがソロユースギアの決め手ではない。デザイン性や使いまわしのきく利便性、多様性が重要な選択基準。そんなギアをチョイスしてご紹介。
ひとりで過ごすなら張り出しの下や前室でくつろげるテントが最適。タープは多彩な張り方ができるタイプがいい。
難燃コットン素材製
大人の秘密基地!
グリップスワニー/ファイアプルーフGSテント
¥45,000
自己消火性に優れた独自開発の「FIRESHIELD」という撥水加工済み難燃素材が使われ、焚き火との相性が抜群にいいモデル。張り出しポールは別売り(¥4,500)。
問い合わせ先 スワニー販売 03(3306)1411
切れ目が入った一枚布仕立て
DOD/ヌノイチS
¥14,000(参考価格)
380×290cmの一枚布の2か所にスリットが入っているだけ。周囲26か所にあるループを駆使すれば、全閉状態はもちろんさまざまな形状に張ることができる。
問い合わせ先 ビーズ 050-5305-9905
広い前室で炊事もOK!
ビッグアグネス/ブラックテイルホテル 2
¥36,000
高さ107㎝、203×152cmの、天井高が平均して高いかまぼこ状前室付き。横開きドアを全開して、雨や日射しをよけながら周囲の景色を愛でることができる。
問い合わせ先 ケンコー社 06(6374)2788
ゆったりくつろげるポーチ付き
ニーモ/ダガーリッジポーチ 2P
¥65,000
アーチポールで張り出せるポーチは奥行き203cm! 雨の日でもポーチにテーブル&チェアをセットしてくつろげる。就寝時は荷物やバイク置き場としても。
問い合わせ先 イワタニ・プリムス 03(3555)5605
テントと連結しやすいデザイン
DOD/オーマイロンリナイ イッツマイライフ タープTC
¥16,000
小さなソロテントと組み合わせて使いやすいように、テール側(写真左側)が長くなったユニークなタープ。テント連結時に使うデイジーチェーン使用のベルトも標準装備。
問い合わせ先 ビーズ 050-5305-9905
シェルターにもなる便利タープ
ヨカ/パップタープ
¥25,000
開口する両辺がジッパー開閉式になっており、全閉することでシェルターとしても使える。サイドには再帰反射テープ付き。ポール、ペグは付属しない。
問い合わせ先 トゥエルブトーン office@twelvetone.jp
(BE-PAL 2021年4月号より)
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基本の焚き火テクニックはもちろん、さばいどる かほなんさんはじめ、さまざまなソロキャンパーのスタイル&愛用道具を紹介! ソロキャンにおすすめの道具カタログから料理レシピ、キャンプ場まで、知りたい情報が詰まった1冊です!