無いモノは作ればいいじゃない!
全国三千万のサイクルキャップファンの皆様、お待たせしました”セガボン”です(待ってないって?)。
自転車を趣味にしているワタクシですのでサイクルキャップを普段から被っているのですが、ワタクシは頭が大きいので既製品の帽子を選ぶときはデザインよりもサイズ重視なのでございます。お店で気に入ったデザインのサイクルキャップを見つけても被れなかったモノは数知れず……、レ・ミゼラブル、嗚呼無情。
だったら作ればいいじゃない!
じつはワタクシ、こう見えて服飾系の学校を出ていまして、ミシンの扱いには少々腕の覚えありなのでございます。趣味でプロレス風の覆面を作ったことも何度かありますので、キャップならばそれほど難しくないかもと試してみました。
それでは簡単ではありますが、ワタクシがサイクルキャップを作った時の様子をご紹介いたします~!
(1)型紙を作る
なんといっても、まずは型紙作りでございます。今回は古くなったサイクルキャップを解体して、その解体したパーツから型紙を起こしてみました。型紙はパーツの形ピッタリに作りますが、慣れてきたら縫い代幅も込みで作っても良いと思います。
(2)布地を裁断する
主な材料は近所のダイソーで購入しました。結構いろんな柄のハギレが売っているので迷いますね。今回はデニムとヒョウ柄で合わせてみたいと思います。つばの部分は表と裏の生地を変えて作ってみましょう。そうするとつばを立てた時に側頭部と同じ布地の柄が見えてオシャレですよ。
(3)布地を縫い合わせる
前頭部のパーツと側頭部のパーツを縫い合わせます。前頭部のパーツはほぼまっすぐですが、側頭部はかなりカーブが付いているので、うまく縫い代を合わせながら縫製します。
(4)縫い代の処理
縫い合わせた部分はそのままにしておくと布が解れてきますので処理をします。ミシンの機能のジグザク縫いやロックミシンで処理する方法もありますが、ワタクシはバイアステープで挟んで縫い付けました。その方が見た目が綺麗なのと、最初に縫ったところのすぐ横を縫うので強度が増すと思ったからです。
(5)つばの部分の縫製
つばの部分には厚めの接着芯を付けました。
縫ってから引っくり返すので、縫い代の部分に切れ込みを入れておくと上手く引っくり返せますヨ。
なんとなくキャップの形になってきましたね!つばをひっくり返したあとの強度アップとデザイン性を高めるため、つばの表面にステッチを入れてみました。
(5)つばを本体に縫い付ける
つばのカーブと本体の前頭部のカーブをうまく合わせながら縫い付けます。うまく縫えない場合は手でざっくりと仮縫いをしてからミシンで縫うと良いかも知れません。
(5)内側に伸び止めテープ(綾テープ)を縫い付ける
ここまできたらもう一息です!次は布地が伸びないようにキャップの内側に綾テープを縫い付けます。ワタクシはキャップの渕を少し折り曲げ、上からテープで押さえるように縫い付けてみました。
(6)後頭部にあたる部分にゴムを入れる
後頭部にあたる部分に調整用のゴムを入れ、上からバイアステープで縫い付けました。
(7)完成です!
ひっくり返せば、あら不思議!素敵なサイクルキャップの完成でございます。
世界にひとつだけのオリジナルマイキャップですから感激もひとしおでございますね。
さらに一手間加えると……
このままでも勿論素晴らしいのですが、例えばワッペンなどを付けるとより一層オリジナルな感じが出ますよ~!
わお~!!「これは一体どこで売っているのですか?」なんて声も聞こえてきそうでございます。
いやはや自画自賛が過ぎますね。失礼いたしました(笑)
材料費1000円以下でできました
ちなみに今回の材料費ですが……
・布地(ダイソーにてハギレ2種類)220円x2
・バイアステープ(ダイソーにて)110円
・綾テープ(手芸店にて)500円くらい?(以前買ったものなので覚えてません)
・ゴム(ダイソーにて)110円
合計930円で完成してしまいました。
しかも布地やテープはまだありますので2個作れば1個500円以下で作ることも可能でございます。
皆様も宜しければチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
それでは皆さん、サヨナラ!サヨナラ!サヨナラ!