千葉県にある保育園の年長さんと自然遊び。
ここは、小さな森を抜けると電線が一本も見えない田園風景が広がっている、いわゆる昔ながらの谷戸(やと)だ。いつものように森を駆け抜け田んぼの所まで出て行くと、子供達は思い思いの場所で遊び始める。
今流行っているのは「度胸試し」。
1m程度の幅がある水路をジャンプして越えるという遊びで、水路の深さが子供の身長よりもあるので子供達からしてみれば恐怖感マックスの遊びであることは間違いない。
様子を見ていると飛び方には色々なグレードがあって、助走をつけて片足跳びをするのが通常グレード。助走無しの片足跳びがグレード2で、両足をそろえて飛べると最高グレードとなるようだ。
どんな飛び方でこの水路を飛べるかで彼らの中での尊敬度や階級が変わってくるというわけだ。
はじめは通常グレードで何度も飛ぶ子供達の中で、最高グレードへ挑戦する子供が出てくるところからこの度胸試しの面白さが出てくる。
「あー!○○ちゃん大丈夫?」
「こっちから上がってこい!」
「棒につかまれ!」
という叫び声が田んぼ中に広がる。