ビーパル創刊40周年を飾るソロキャンプ向けの焚き火台
創刊40周年を迎えるビーパル7月号。毎度気になる付録ですが、今回はいつにも増して超豪華!
なんとチャムスとのコラボにより生まれた焚き火台「ブービーバード焚き火台SOLO」がついてきます。
オールステンレス製で重量は約125g。分解した状態のサイズは縦12cm、横8cmほどとコンパクト。
側面のパーツは「CHUMS」の文字と、マスコットキャラクターである「ブービーバード」の形にくり抜かれています。
使うのがもったいないと感じるほど、凝ったデザインの焚き火台です。
ですが今回も実際に使用して、各部の仕様や使い勝手をレビューします!
組み立て方は簡単!たったの4ステップで完成
側面パーツが前後逆にならないように注意する必要があるものの、組み立てはとても簡単。誰もが迷わずに組み立てられるはずです。
ただし、組み立てる際は手袋の着用が必須。各パーツのふちは面取りされていないため、素手で組み立てると怪我をする可能性があります。
同じ理由で、分解するときや使用後に洗浄する際も要注意。お子さんが触れる場合は、とくに気をつけましょう。
組み立て後のサイズは、幅8.5cm、奥行き8.2cm、高さ12cm(ゴトク含まず)。
ゴトクのサイズが9.7cmなので、大きめのクッカーを乗せるのは少々不安。シェラカップや容量1L以下の小さなクッカーが適しているようです。
床の高さを変更可能
床パーツの高さは2パターン。低い位置に取りつけると内側の空間が広くなり、燃料を多く投入できます。
高い位置に取りつけると、正面の開口部と同じ高さに。投入できる燃料が減るかわりに、床部分にも空気が通るようになります。
本の付録でありながら、実用性への強いこだわりが感じられる工夫です。
実際に焚き火をしてみた
そこらへんに落ちている小枝を集め、焚き火をしてみました。種火の状態から本格的に燃焼するまで、あっという間。
この焚き火台は開口部が多いため、空気の通りが良く、その結果コンパクトサイズながらも豪快に燃焼するようです。
炎のゆらめきにあわせて浮かび上がるチャムスのロゴが、なんともきらびやか。これは撮影せずにはいられません。
昼間でもこれだけはっきり見えるということは、夜はもっと綺麗に見えるはずです。
料理をするのに十分な火力
せっかくゴトクを備えているので、そのまま簡単な料理をしてみました。料理といっても、鉄板でウインナーを焼くだけです。
結果として、鉄板で食材を焼くだけなら火力は十分。むしろ燃料を多めに入れると炎の勢いがあまりに激しくなるので、少しずつ投入するのが良さそうです。
これはコンパクトな焚き火台の宿命ですが、やはり燃料の投入は忙しくなりがち。
しかし手持ち無沙汰になることも多いソロキャンプでは、この忙しさはむしろ楽しさに変わります。
キャンプでの料理において、手軽さを重視するならバーナーを使うのが1番でしょう。
ですが、やはり焚き火台での料理は何度経験しても楽しいものです。
部屋に飾っておくのもアリ!
ブービーバード焚き火台SOLOを実際に使ってみた結果、ただのおしゃれグッズなどではなく、ソロキャンプ用の焚き火台として十分に使えるものでした。
オレンジ色の炎によって、きらびやかに浮かび上がるチャムスのロゴ。コンパクトサイズでありながら、激しく燃える燃焼効率の良さ。
これらは実際に焚き火をして初めて味わえるものです。
しかしいっぽうで「あえて使わない」という選択肢もアリでしょう。
焚き火台は、焚き火をしてなんぼの道具です。しかし使えば汚れや劣化は避けられません。
それならいっそ焚き火台として使わずに、インテリアグッズとして何年も使い続ける。それはそれで、素晴らしい選択だと思います。
皆さんそれぞれの選択で、このかわいい焚き火台を楽しんでくださいね!