梅雨の季節は、家で過ごすことが多くなりますね。そんなときには、これからくる夏に備えた季節の手仕事をしながら、雨の音を楽しみつつ過ごしてみるのはいかがですか? そこで今回は、枇杷酒の作り方をご紹介します。
漢方としても使われてきた枇杷(びわ)
古くから日本人に親しまれてきた枇杷は、花も、葉も、実も、種も、根も、全部が使えるため、全ての季節で重宝される植物であり、漢方薬にも使われています。生の実は、ビタミンやポリフェノールを多く含み、咳を鎮めるために使われてきました。また枇杷の実をお酒に漬けて、疲労回復や健康増進向けの「健康ドリンク」としても使われてきたのです。
極上の枇杷酒の決め手は「ブランデー」
一般的な果実酒のレシピでは、ホワイトリカーや、焼酎で漬けることが多いと思いますが、私の「極上 枇杷酒作り」にオススメなアルコールは、ブランデーです。最近ではわざわざ高いブランデーを買わなくても、この時期にはスーパーなどで果実酒用のブランデーが買えるので、是非、試してみてください。極上の「香り高い枇杷酒」が作れますよ!
氷を入れたロックで飲む楽しみ方もありますが、炭酸水を入れると「枇杷サワー」。寒い季節には、お湯を注いで「ホット枇杷酒」。紅茶で割ると「フルーツティーカクテル」のように楽しめます。オススメは、バニラアイス!「杏仁シロップのような香り」が口いっぱいに広がります。
極上の枇杷酒の作り方
とっても簡単な枇杷酒の作り方をご紹介します。材料もシンプルなのでぜひお家で作ってみてください。
<必要な容器>
1.5リットルのガラス瓶
<材料>
・ビワ 400g(20〜25個)
・氷砂糖 250g(1+1/2カップ)
・ブランデー 700ml(3カップ)
・レモン汁 大2
作り方
1:枇杷を軽く水で洗って水気を拭き、枝の部分などを取り除きます。
2:瓶に枇杷を1/3入れます。
3:氷砂糖を1/3入れます。
4:残りも2回に分けて重ねて入れていきます。最後にレモン汁を入れて蓋をします。
5:冷暗所で保管しましょう。ラベルに名前や日付を書いておくと、飲む時期などがわかり便利です。
飲む時期はいつ頃がいいの?
2か月後から飲めますが、全部飲まずに1年ほど寝かせると、香りが高い極上の枇杷酒が味わえます!
枇杷はそのままでいいの?
1年ほどしたら、枇杷だけを取り出します。そのまま漬け込んでしまうと、枇杷の実に旨味が戻ってしまうのです。
いかがでしたか?今年はちょっぴり手間ひまかけて、お家で果実酒作りを楽しんでみてくださいね。