BBQコーナーで発見した謎の黒いシート
先日、ダイソーのBBQコーナーで、見たことのない黒いシートを発見しました。

その商品がこちらです。
その名も、「BBQ便利シート」。サブタイトルに掲げられた「鉄板いらず!」の文字が、興味をそそります。
使用方法を確認すると、網の上に載せるだけで、鉄板のように使用できるようです。紙のように薄いシートですが、果たして本当に鉄板の代わりになるのでしょうか。今回は3つの料理を作り、その実力を試してみました。
料理1.目玉焼き
まずは「しっかりと熱が伝わるのか」「焦げ付かないのか」を確認すべく、目玉焼きづくりを行ないます。

網の上にシートを設置。シートサイズは30cm四方と結構大判です。
シートはグラスファイバーという耐熱性不燃性で高い素材で作られており、耐熱温度も260度Cと高熱に対応しています。
見た目は布のようですが、触るとツルツルした感触です。

卵を焼いてみました。
熱した炭を網の下に準備し、シートを網の上にのせました。すぐに熱が伝わるようで、シートを置いてすぐでしたが、ジューと音を立てます。熱の伝わり方も問題ないようです。
良い感じで白身が固まったので、フライ返しで持ち上げてみます。

全く焦げ付いていません!
フライ返しがスっと卵の下に入り、全くシートに焦げ付いていませんでした。卵の白身部分もしっかり焼け、裏面は少し香ばしく、黄身部分は半熟と、良い焼き加減で焼けました。
料理2.チーズフォンデュからのパリパリチーズ
次に、チーズフォンデュを作ります。今回はシートの上で直接チーズを溶かしたいので、マッシュポテトで土手を作り、その中にピザ用チーズを入れます。
マッシュポテトの土手を準備するために、一度シートを網から外しました。火傷が心配なのでトングでシートを持ちあげましたが、すぐに熱が抜け、テーブルの上でチーズフォンデュの準備をすることができました。
※シートの熱の冷め具合は、環境により異なりますので、シートを移動する際はトングや耐熱グローブを利用するなど、火傷に十分気を付けてご移動ください。
準備ができたら再び網の上に置き、過熱します。

チーズの周りで、具材も過熱していきます。
ピザ用チーズにもすぐに熱が伝わり、とろりと溶けました。

パンも良い焼き加減に。
チーズフォンデュを楽しんだ後、そのままチーズを焦がし、パリパリチーズを作ります。パリパリに焼けたチーズが焦げ付いてしまうのか実験です。

チーズが焼けたようです。

スルリと剥がれました!
チーズも全くシートに焦げ付かず、パリパリチーズも簡単に剥がれました。出来上がり具合も、パリパリとしたチーズとホクホクのポテトが相性良く、上々の出来です。
料理3.タレ付きポークステーキ
鉄板や網でタレ付き肉を焼くと、タレがこびり付いて、洗う際が大変です。ではこのBBQシートでは、どうでしょうか?
焦げ付きやすいタレ付きのポークステーキをしっかりと焼くことで、試してみました。

タレがグツグツ。焦げ付くまでしっかり焼いていきます。

ポークステーキも、問題なく焼き上がりました。
今回はさすがに、BBQ便利シートも汚れました。お肉の脂とタレの焦げがべったりと付いています。
汚れの落ち具合をチェック
説明書によると、「使用後は、水または中性洗剤で洗い、乾燥させてください」と、表記されています。しっかり汚れや焦げ付きが落ちるのか、さっそく洗ってみました。

Before。油や焦げがこびり付いています。

After。完璧に汚れが落ちました。
中性洗剤(食器用洗剤)で洗ってみると、面白いくらいスルリと焦げが落ちました。汚れの落ちやすさも良いですが、鉄板と比べると紙のように軽いので、お手入れも簡単です。
結論、「BBQ便利シート」は本当に便利だった
3つの料理を作ってみた結果、BBQ便利シートは、名前の通り、便利アイテムでした。
網や鉄板では焦げ付きやすい食材も、このシートを使えば焦げ付かず、上手に調理ができました。もし焦げ付きなどが生じても、簡単に洗い落とすことが可能です。
また、大変軽く、丸めることができ、コンパクトに収納できるのも嬉しいポイント。鉄板は重いですし、フライパンはかさばりますが、このシートなら手軽に持ち運ぶことができます。
今回は四角い大型のグリルで使用しましたが、シートはハサミで簡単にカットできるので、他の形のグリルでも活用できそうです。
110円で手に入れることができる、手軽で便利な「BBQ便利シート」を活用して、アウトドア料理の幅をさらに広げてみてはいかがでしょうか。
