万年ダイエッターがついに発見した3つの持続可能なダイエット法
8年前に長男を出産したとき、未熟児だったためなかなか退院できなかったのです。お先に退院した私は長男の世話をしに、毎日電車に乗って病院までたくさん歩きました。それが良かったのか、産後1 か月後にはなんとか元の体型に戻せましたが、今からちょうど3年前に次男を生んでからは、ずっとお腹が妊娠6ヶ月のまま……。
骨盤ベルト、ジム通い、整体、サプリメント、あらゆることを試しましたが、全然ダメ。45を超えて代謝が落ちてきたのか、むしろさらに太る始末で……。
うーん、困った!
頭を切り換え、まずはジブンが一生持続できるダイエット法を考えました。毎朝早起きしてジョギング?
……3日坊主になること間違いありません。
それじゃぁ筋トレ?
……いっとき頑張ってワークアウトしても、サボったらすぐリバウンドします(経験者)。
また一度スポーツジムから足が遠のくと、ひたすら月謝だけ納める幽霊部員のようになってしまう(こちらも経験者)。それにトシを取ると代謝も落ちるので、さらなるきつい筋トレや有酸素トレーニングが必要になります。考えただけで気が遠くなる……。
さんざん試して悩んで私がたどり着いたのは、とてもシンプルな方法です。
(1)糖質控えめの食事
(2)起きがけのヨガ10分
(3)水分を2L飲むこと
これら3 つの約束を毎日欠かさず続けたら、ハイ! 半年で無理なく6kg減。「続けること」ってホント大切です。この病気とは一生付き合っていく……じゃないけど、ダイエットも同じですね~。
毎日水を2L飲むことによって、身体の水分率も変化していきました(青が体重、黄色が体水分率)。体重は落ちて、水分率はグングン上がる~。「X」のような形のグラフになりました(笑)。
キャンプごはんにもおすすめ!白米の代わりに”カリフラワーライス”
さてさて今日は、万年ダイエッターの私が最近ハマっている”カリフラワーライス”を紹介します。
それとは生のカリフラワーをフードプロセッサーでお米くらいのサイズに細かく砕き、レンチンしたり炒めたりしてごはんのようにいただくというアレです。糖質制限しているダイエッターには基本のメニュー。扱いやすいので、キャンプなどにも持っていけますよ!
カリフラワーの糖質量は100gで2.3g、28kcal。
米は同じ100gで糖質36.8g、168kcal!
糖質でいうならば、カリフラワーは白米の16分の1。1.6kg食べたら米の100g分と同じ糖質量になるんです。そんなにカリフラワーばかり食べられませんよね(笑)。
参考までにトマト100gあたりの糖質は3.7g、ニンジンが6.4g、トウモロコシが61.6gですね。トウモロコシ、美味しいけれどダイエッターには要注意食材です!
またカリフラワーは糖質少なめなのに栄養はたっぷり。豊富なビタミンCを含有しており、うれしいのは熱を加えても壊れにくいこと。食物繊維も豊富で不安定になりがちなダイエッターの腸内環境を整えてくれる効果も期待できます。さらにはカリウムも豊富なので塩分を排泄、むくみの防止にも!
カリフラワーライスの気になるお味は……!?
しかしながら味はしっかりカリフラワーです。少し青臭い……。細かく砕いたところで、これのどこがライスなの? うーん、焼き魚と味噌汁と、みたいに和定食として食べるとちょっと哀しいことになるかもしれません。
ふっと、私が高校生だった太古の昔の記憶がよみがえります。その年は記録的な日照不足で米不足となり、長っ細いタイ米が食卓に出現したのです。「1993年米騒動」とググればいろいろ出てきます。
炊飯器を使って日本米同様の感覚で炊いてみたけれど、タイ米はタイ米です。当たり前だけど日本米のようなもっちりした食感にはならず、タイ米を廃棄するという消費者が後を絶たなかったそうです。まったく、タイ米に失礼ですよね。
だからお米の代わりにカリフラワーライス、という単純な選択は、1993年米騒動の二の舞になりそうなイヤな予感がしたのでした。
じゃぁどうするか。タイ米でもOKなメニューでいただけばいいのです! 先ほどの自作カリフラワーライスを食べる分だけレンチン。ネットで検索すると600wで2分と出てきましたが、私は1分で十分だと思います。そのへんはお好みで。キャンプなどでは少量の油で炒めると、おいしさが増します。肝心の食感はというと、クスクスみたいで悪くない! うん、おいしい。
たとえばスパイスをたくさん使った大人なカレーとか。ガパオライス風にしても美味しかったです。晩ごはんにいただけば白ワインにばっちり合って、何より罪悪感ゼロ。
持続可能、それはダイエットにおける「キモ」となる
カリフラワーライスだけで食べてもいいし、いつも食べている量のお米を半分にして残り半分をカリフラワーライスと混ぜていただけば、糖質カットが期待できますね。
そう、0か100かの極端なダイエットは長続きせず、リバウンドの元……。毎日ちょっとずつ糖質を減らしていけば、「継続は力なり」。きっといい結果に繋がると思います。
ちなみに私は万年ダイエット中ですが、趣味であるお酒は週6日ペースで飲んでいますよー(毎週月曜は一応休肝日……)。
そのほかにも、欧風カレー、ハヤシライス、リゾット、ドリア、オムライス。あとはチキンを焼いてその下に丼のようにカリフラワーライスを敷くのもアリですね。キャンプではレトルトのカレーやシチューなどを温めて、軽く炒めたカリフラワーライスにのせれば簡単、そしてカロリー大幅カットに。
私の知り合いのシェフいわく(ダイエッター仲間)、「米と混ぜて炒めればチャーハンもアリ!」という有益情報をもらいました。
“作る”のではなく”買う”
遊びに仕事に忙しいダイエッターの皆さんに朗報です!
カリフラワーライスはふつうに売っています!!
コストコとか、ネット通販とか、いろんな場所で売られているのですが冷凍食品なので送料がかかる。
一番いいのは、イオン系のスーパーです。全国的にはマックスバリュ、東京・神奈川にお住まいの方なら「まいばすけっと」が、きっとあなたのお宅のそばにもあると思います。
もちろん家族でカリフラワーライスを食べているのは私だけ。育ち盛りの8歳3歳の息子たちも夫も、ふつうに米(わが家は16穀米)を私の横でモリモリ食べていますけどね。
でもこうやってカリフラワーライスを使えば、ダイエット中だからと腐らずに(笑)、みんなと同じメニューがおいしくいただけるわけです。