【ロープワークの基本】もやい結びの結び方と用途
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    ロープワーク

    2023.05.27

    【ロープワークの基本】もやい結びの結び方と用途

    テントやタープを張ったり、ランタンや食器を吊り下げたり、自分の体の安全を確保したり、ロープワークはアウトドアのあらゆるシーンで僕らを助けてくれます。今回はキャンプから犬の散歩まで、いろんなことに役立つ基本のロープワーク「もやい結び」の用途と結び方を紹介します。

    もやい結びとは

    r-29その名のとおり船を「もやう」(舫う=岸につなぎとめる)ときに使われる。英語ではBowline knot(ボーライン・ノット。Bow とは船首のこと)。

    すばやく結べて、強度が高く、そのわりにほどくのが簡単なことから「キング・オブ・ノット」と呼ばれる。

    結び方

    1.輪を作り、末端をそこに通すr-30-12. 末端を矢印のほうにまわすr-30-2

    3. 末端を矢印のように輪に通すr-30-34.この形になっていれば正解r-31-4
    5.結び目を締めれば完成r-31-5

    「引き解け」にすればほどきやすくなる

    r-31-6

    手順3 〜4 のときに末端をU字状にして輪に通すと、いわゆる「引き解け」になる。末端を引っ張れば、するりとロープがほどける。

    もやい結びの用途

    輪を作って杭状のものに引っ掛けるのが基本の使い方だが、モノを対象物に結びつけるときにも使える。

    バケツで水を汲む

    たとえば、川や池からバケツで水を汲むときに役立つ。また、水の入ったバケツにロープをくくりつけて、ペグが打てないときに張り綱を固定するのにも役に立つ。r-32-1

    犬を木につなぐ

    犬を木や杭につなぐときにも、もやい結びで結びたい。

    r-32-3

    カヌーを岸につなぎとめる

    カヌーを岸につなぎとめるときにも役に立つ。「もやい」の語源的な使い方。r-32-2

    もやい結びは、加重がかかったり抜けやすかったりする場合に、巻き結びやふた結びより強度がある。強い力がかかる状況下で絶対にほどけないようにしたい場合は、もやい結びで結ぶべし!

    動画はこちら

    イラスト/田中斉、長谷川弘 構成/DOCO(大塚真)、大澤竜二

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