予想もしないハプニングがおきることもあったり、意図しないすばらしい時間を得られることもあったりするのがキャンプの魅力。狩猟免許を持つ料理家・蓮池陽子さんに、とっておきのキャンプの思い出を聞きました。
料理家・蓮池陽子さん
「私の記憶に残るキャンプの食事は、今から20年ほど前にアメリカ・イエローストーン国立公園でガイド修業中の友人の女性とキャンプをしたときのディナーです。
滞在中のある夜、20メートルほど離れた隣のサイトから初老の白人男性が火を借りに来たのですが、せっかくだから……と、私がその後ナンパしてディナーへお誘いしました。
メニューはなんてことないポトフだったんですが、とても喜んでくださって!
クマなどの野生動物に囲まれた環境で不安もありましたが、キャンプが最高に楽しくて、親子のムースに出会った日でもあったので、とても印象に残っています」
※構成/福瀧智子(BE-PAL 2021年7月号より)