ラージメスティンが1100円で買える!?ダイソーから3合炊き用のメスティンが新登場
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    2021.08.08

    ラージメスティンが1100円で買える!?ダイソーから3合炊き用のメスティンが新登場

    筆者私物。

    あのときの衝撃がふたたび!大注目の100均キャンプ用品

    左が新発売の「メスティン 3合」、右が去年発売された550円の「メスティン」

    「ダイソーから550円のメスティンが登場!」という衝撃的な話題が駆けめぐり、各地で争奪戦が巻き起こった2020年6月。

    それからおよそ1年が経った今、ダイソーから新たに1.5合炊き用と3合炊き用のメスティンが発売されました。これでダイソーが販売するメスティンのラインアップは3種類。

    もっとも大きい3合炊き用のメスティンは、トランギアの人気商品「ラージメスティン」に匹敵するサイズ。

    そんなこともあり、ダイソーのキャンプ用品のなかでとくに注目されている存在です。

    発売されて間もないにもかかわらず、すでにキャンプ好きの間で大きな話題となっているこの新商品。

    細部の作りや使用感を確かめつつ、実際に炊飯をしてみます。

    本家のトランギア・ラージメスティンとスペックを比較

    スペックは公式サイトの情報を参照。ダイソーメスティン3合の重量のみ実測値。

    ダイソーの3合炊き用メスティンと、トランギアのラージメスティンのスペックをくらべてました。

    これを見てわかるとおり、サイズはトランギアのラージメスティンのほうが少しだけ大きく、しかしながらダイソーの3合炊き用メスティンのほうが若干重いという違いがあります。

    炊飯の目安はトランギアのほうが0.5合多いものの、容量は両者とも1350ml。

    そして見た目ではわかりませんが、ダイソーのほうは無色のアルマイト加工がほどこされています。アルマイト加工とは、耐食性や耐摩耗性などを高める表面処理のこと。

    1100円という低価格であるにもかかわらず、見た目ではわからない部分にもコストをかけているようです。

    作りはかなり良好!フチはバリ取りの必要なし

    バリはしっかり落とされています。

    最初にダイソーから発売されたメスティンは、フタが少し大きめに作られていました。そのため本体を裏返すとフタが落ちます。

    しかしこの3合炊き用メスティンはトランギアのラージメスティンと同様、フタが隙間なくピッタリ噛みあいます。サイズだけでなく、使用感においても遜色ありません。

    そして本体とフタのいずれにおいても、フチにバリが立っている様子はなし。指でなぞってみても、引っかかりを感じませんでした。

    バリに関しては個体差があるかもしれませんが、工作精度や仕上げはかなりしっかりしている印象です。1100円でこの作りの良さなら、文句はありません。

    頑丈でやさしい握り心地のハンドル

    ガッシリとしたハンドル。

    3合炊き用ダイソーメスティンには、そのサイズに見合った頑丈なハンドルが取りつけられています。

    直径4mmほどの太いステンレス棒から作られており、革手袋を装着した状態でも持ちやすいサイズ感です。

    ハンドルの土台は本体にリベットで3点どめされており、不安感は一切ありません。

    ハンドルの皮膜には、プニプニとした感触が特徴のシリコンゴムを採用。これは最初に発売されたダイソーメスティンと同様です。

    やわらかくて手によくなじみ、握り心地は良好。本体に水を入れて重くなっても、手が痛くなることはありませんでした。

    パックご飯やインスタントラーメンなどをそのまま加熱できる

    これらがすべて、そのまま入ります。

    3合炊き用のダイソーメスティンは、インスタントラーメンを割らずに作ったり、レトルトカレーとパックご飯を一緒に加熱したりもできます。

    これはダイソーから販売されている3種類のメスティンのなかで、この3合炊き用メスティンだけが可能な使い方。

    3合炊き用メスティンはたくさんの米を炊けるだけでなく、じつは手っ取り早く食事を用意したいときにも便利です。

    上手にスタッキングすれば、食事に必要な食材・バーナー・カトラリーを、1つにまとめられます。

    説明書きどおりに炊飯してみた!目盛りつきだから超簡単

    3合炊き用メスティンの箱には「楽チン炊飯の仕方」として、半自動的に炊飯をおこなう手順が記載されています。この手順のとおりに炊飯してみました。

    奥に水の量を示す目盛りが見えます。

    1.研いだ米3合を入れ、水を目盛りの位置まで注ぎます。そして米に水を吸わせるために、そのまま30〜60分間放置。

    ダイソーで販売されている固形燃料を使用。

    2.メスティンのフタを閉じ、25gの固形燃料で加熱。固形燃料が燃え尽きるまで、そのまま待ちます。

    やけどに注意しながらタオルを巻きます。

    3.固形燃料がなくなったら、メスティンにタオルを巻いて10分間蒸らします。

    ツヤツヤのご飯が出来上がりました。

    4.完成!

    米と水の量を知らせる目盛りがついているので、炊飯がとても簡単。初めての炊飯であっても、失敗せずに美味しいご飯を食べられるはずです。

    シーズニングの手順も解説する親切っぷり

    メスティンではおなじみのシーズニング。

    3合炊き用メスティンの箱には、シーズニングの手順が記載されています。シーズニングとは、メスティンの表面に皮膜を作って焦げつきにくくする作業のこと。

    それほど劇的な変化が起こるわけではないものの、これから使っていくメスティンへの愛情と期待感が高まる儀式。

    メーカーによる手順の解説があると、知識がなくても迷わずシーズニングをおこなえます。ダイソーのユーザーに対する親切さを感じたポイントです。

    圧倒的なコストパフォーマンス

    最初に550円のメスティンが発売された時点で、このサイズのメスティンの登場は予想されていました。

    しかし実際に手にした新発売のメスティンは、そのときの期待を大きく上回る代物。圧倒的なコストパフォーマンスを秘めたアイテムだとわかります。

    トランギアのラージメスティンに匹敵するサイズと、文句なしの完成度。そして1100円という手が届きやすい価格。

    ただし「手が届きやすい」のは、あくまで価格の話。2021年に始まったこの3合炊き用メスティンの争奪戦も、しばらくは勢いがおさまらないでしょう。

    ダイソー メスティン 3合

    サイズ:19×13×7cm
    重量:約282g(実測値)
    容量:1350ml
    価格:1100円

    私が書きました!
    アウトドアライター
    斎藤純平
    キャンプに関する記事を中心に執筆しているアウトドアライター。趣味はキャンプ・国内旅行・バイク・スキューバダイビング。温泉や神社を巡るのも好きで、そこそこ詳しい自信あり。どこにも定住しない自由気ままな生活を目指すため、ライターとして活動している。

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