YLT会員に信越トレイルを歩いてほしい
毎年6月25日(前夜祭)26日(各セクションを歩く)に信越トレイルで開催された、「加藤則芳メモリアル・トレイル開き」に今回は、前夜祭のトークゲストとして呼んでいただきました。
さて、山形から長野までは、車を利用した方が便利です。私の車は定員4名なので、1人で行くのも4人で行くのも交通費は変わりません。早速YLTの会員に呼びかけ参加する人を探してみました。
すると3名の方が出席したいと回答があったのですが、会員は現役世代が中心です。
直前に1名がキャンセルになり、私含め3名で出席することになりました。
メンバーは調査・整備担当の親分原田さん、YLT女子部担当宍戸さんです。
YLTのメンバーの半数ほどが信越トレイルを訪れていますが、原田さんは初の訪問です。
ぜひ一度、YLT会員の方には、信越トレイルでネイチャートレイル(自然の道)を歩いて私達がどんな道を目指し、どのように運営すればいいかを感じてもらう機会があればと考えていました。
今回は、前夜祭の前に、昨年アメリカで公開になったアパラチアン・トレイルが舞台の「ロングトレイル」の試写もあり、盛りだくさんな内容です。
前夜祭、そして交流会
今回の前夜祭は、進行役に信越トレイル事務局の片平さん、トークゲストが僕とTRAILSの小川さんです。
小川さんは、トレイルを映像で紹介し僕は、トレイルのリアルな現場をお話しさせて頂き、後半は3人でトークを交えながら質問等をお受けする内容です。
実は、パネルと一緒に飾ってあるバックパックは、加藤さんが長年愛用し、私がPCY・CDTで使用した物です。
トークイベントでは話し忘れましたが、こちらのバックパックは現在信越トレイルさんで保管していますので、機会があればお手に取って頂けたらと思います。
今回の参加者にYLT会員、みちのく潮風トレイルの関係者も多くいらっしゃった事から、前夜祭終了後に小川さんを交え交流会をする流れになりました。
僕は、偶然交流会場にいた岡田さんとお話しする機会がありました。岡田さんのお父さんは、信越トレイルの整備をされており、息子さんも小学生ですが一緒に岡田さんとトレイルを歩くそうです。おじいさんとお孫さんがの共通の話題の一つがトレイルって、なんかいいですよね。
そんなお話をお聞きしていると、昨年アメリカでお世話になったテッドの事を思い出しました。
色あせた1枚の写真を見せながら、こう話してくれたのでした。
「MASA、この写真は40年前に俺がジョンミューア・トレイルを歩いた写真だ」
「そして、これが今の写真。まったく変わらないだろう?」
「トレイルは時がたっても、変わらずにそこにあるんだよ」
トレイルは、道を繋ぐだけではなく、世代や国籍を越えて繋がり、時間までも繋いでくれるのかもしれないと思いました。
岡田さんのお話を聞いて、加藤さんが目指していた姿が着実にん座し始めていることを感じられるいい機会を頂いたと思います。