夏野菜が旬です!家計にエコ、しかも楽しい家庭菜園でしっかり収穫
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    2021.08.06

    夏野菜が旬です!家計にエコ、しかも楽しい家庭菜園でしっかり収穫

    2苗植えたところ、3日に1回はこれだけの量が採れる万願寺唐辛子。 わらべうたで「花が咲いて、実になって~♪」ってあるけれど、まさに。辛くないので子どもも食べられます。

    せっかく菜園するならしっかり収穫!

    長く続くコロナ渦で、ベランダ菜園を始めたという方も多いのではないでしょうか。GW前後に植えた野菜苗が、ちょうど今ごろ最盛期を迎えていませんか?

    3階のベランダで菜園をやっているわが家。毎年トマトがメインで、ほかには、料理に”ちょっと使い”がうれしいハーブを植えていました。

    プランターで収穫を見込もうとすると案外難しく、これまでグリーン・カーテンに憧れて植えてみたけど、あまり獲れなかったゴーヤやキュウリ。買った方が安いと残念なことに気づいてしまったナス……。そう、スーパーに並ぶ季節野菜って当たり前だけど安いんですよね……。

    トマト越しの、わが家の菜園。収穫の見込める本気野菜しか育てていません。

    今シーズンはトマトの比率をグッと下げて、ピーマン、パプリカ、万願寺唐辛子、日光唐辛子などのナス科トウガラシ属のもの。それから初めてオクラも植えてみました。

    採れたて野菜の簡単料理8選

    収穫した野菜をしっかり使いこなす、わが家の定番レシピを紹介します。どれもキャンプにも使えそうな簡単調理のモノばかりです。

    1.万願寺唐辛子のサッと焼き

    3日に1回大量収穫できる万願寺唐辛子は、薄く油を引いてサッと焼くのが簡単でおいしい。

    万願寺唐辛子は、焼いたあとに鰹節をドサーッと載せたら立派なおつまみです。醤油を回しかけてどうぞ。

    2.豚と万願寺唐辛子の生姜焼き

    豚の生姜焼きを万願寺唐辛子でかさ増し。緑があると色合いもよくなりますね。

    生姜焼きに合わせたキャベツサラダにのせたシソも、わが家産です!

    3.シソとささみの酒蒸し

    日々どんどん葉を広げるシソを混ぜた”ささみの酒蒸し”。

    レンチンしたささみの酒蒸しに大量のシソを混ぜると、ビタミンにタンパク質にバランスよく摂れて◎。

    4.トマト、玉ねぎ、シソの和えもの

    5苗植えているトマト。玉ねぎとシソを一緒に和えてみました。

    日々食べごろになるトマトに、お尻を叩かれているような気持ちに。収穫が忙しい! 水にさらした玉ねぎと、相性抜群のシソをオリーブオイルと塩こしょうでただ和えたものがとってもおいしいのです。

    5.ピーマンと厚揚げの豚巻きソテー

    驚くほどの早さでポコポコなるピーマンはソテーで。

    ほろ苦いピーマンは、甘辛く味付けした厚揚げの豚巻きにソテーして添えました。

    6.日光唐辛子の万能調味料

    今年の夏、大ファンになった日光唐辛子。細かく刻んで、どぼどぼと醤油を注ぐだけ。万能調味料に変身。キャンプに持って行ってもいいですね。

    万願寺唐辛子と見た目がそっくりな日光唐辛子。冷や汗をかくくらい辛~い個体がたまにあります。「あまり辛くない。コクがある」という口コミで植えてみたのですが、おーい、違うじゃないかー。
    けれどシンプルに醤油漬けにして、あらゆる調味料として使ってみたら、大ファンに。

    うどんに、冷奴に、油揚げとナスの焼き浸しの上に載せてもヨシ。カオマンガイとかアジアンメニューにもばっちり。ていうかそのまま食べたら酒のつまみにもなる。一転して夫とハマっております。

    7.万願寺唐辛子たっぷりの冷しうどん

    わが家の朝はだいたい麺です。万年ダイエッターはタンパク質と野菜多め、麺が見えないほどドサッと具を載せます。

    この日は冷たく締めたうどんに、蒸し鶏やら温玉やらソテーした万願寺唐辛子やらベランダのシソやら、そして例の醤油漬け万願寺唐辛子をトッピング。一品で栄養価抜群のワンプレート朝ごはんです。

    8.ハーブたっぷりトマトソースパスタ

    ちょっと使いにあるとうれしいイタリアンパセリ、ふつうのパセリ、バジルを使ったパスタです。

    とにかく麺が大好きで、合い言葉は「人類は麺類」。毎週末はパスタ率が高いわが家です。そんなときちょっと使いのハーブたちが大活躍。素揚げ茄子とキノコのトマトソースパスタ。もちろんソースも手作り。

    遅咲きオクラがようやく登場しました

    オクラ以外の野菜は6月中旬から楽しめましたが、7月後半になり約1か月遅れでやっとオクラの収穫がスタートしました。

    収穫が一番遅かったのがオクラ。

    想像よりもずいぶん派手目な花が咲き終わったあと、見慣れたオクラがニョキッと出現しました。へぇ、こうやって実がなるのか! 初めて育てたけど、意外性のあるおもしろい野菜です。そのうえ、けっこうポコポコなるのにはビックリ。

    オクラはあっという間に成長します。とう立ちしたら固く筋っぽくなるので、毎日のチェックを欠かさずに。

    隣の市販品と比べて、ちょっと大きく育ちすぎたかなと思っても、じつは柔らかくて本当に美味しいわが家のオクラです。少量摘んでは麺やサラダに。

    まさかの菜園トラブル。対処法は?

    オクラのツブツブは虫の卵!?

    オクラの透明なツブツブの正体は虫の卵?

    初めて育てたオクラに興味津々。しかしよく見ると、透明のツブツブがびっしりと。蝶の卵? やめてー!

    調べたところ、虫ではなくて、粘液成分だそう。ほら、オクラってねばねば野菜。水を含んだ透明のつぶつぶとなって、茎や葉の裏側にたくさんつくそうです。

    本当に知らないことだらけのオクラです。しかし毎日のように実がなるので、シーズンインした瞬間から、市販のものは買っていません。

    サッと茹でたおくらに採れたてトマト。ブロッコリーとカッテージチーズを合わせて、味付けは塩こしょうオリーブオイルだけでシンプルに。

    害虫現わる

    テントウムシダマシにご用心。虫嫌いの方もいると思うので次男の制作物で。

    テントウムシには大雑把に分けると肉食と草食がいます。肉食は、アブラムシやハダニなど害虫を食べてくれます。よくイラストに描かれているナナホシテントウとかナミテントウとか、身体がつやつやしているテントウムシですね。

    一方で、野菜の葉っぱや実を食べてしまう草食のテントウムシがいるのです。それが今年、うちの菜園に発生してしまいました。

    赤パプリカがなんだか元気なくて、よく見たらいつも同じテントウムシが実に張り付いている。パッと見、ふつうのテントウムシですが、ツヤがなく、色もレンガ色というかちょっとくすんでいる。調べると、「テントウムシダマシ」というらしい。変な名前(笑)。黒い点が28個あるのが特徴だそう。見つけたらスグ駆除しないと、葉っぱがボロボロになったり、実がまったく育たなくなってしまうので要注意。

    8歳の長男がやっつける係に。

    生まれる前から家に菜園があった長男。気づいたら菜園当番になっていました。土いじりが楽しいようで、こうやって害虫を駆除してくれたり、毎朝晩の水やりや雑草抜きも率先してやってくれます。私といえば野菜を摘むだけという、一番おいしい作業しかしていません。作戦は成功です(笑)。

    鳥害を防ぐには?

    菜園当番(長男)を連れて近所のホームセンターで鳥よけネットを購入。

    昨年からカラスやムクドリに目を付けられてしまったわが家のトマト。鳥害に悩まされるなんて、世田谷とは思えないほど自然があふれています。今年から鳥よけネットを導入しました。

    おかげで一回も被害に遭っていませんが、たわわな可愛いトマト。ネットをかけている姿はちょっと可愛くない……。

    子どもたちは家庭菜園の横でベランダプール。私は発泡酒片手に菜園をパトロール。夫は炭火で酒のつまみを焼いています。おうちのなかでアウトドア。全員が楽しんでいます。

    「私を食べて!」と言わんばかりのツヤツヤな菜園野菜。暑い日も小雨降る日も、ベランダパトロールは欠かさず。写真はある日の収穫量。まぁまぁすごいでしょ!

    トマトやオクラは8月中旬くらいまで、唐辛子系(万願寺唐辛子、日光唐辛子、ピーマン、パプリカ)は9月終わりくらいまで楽しめますよ~。来年の参考にしていただけたら幸いです。

    私が書きました!
    旅のエッセイスト
    国井律子
    1975年東京生まれ。大学卒業後ラジオレポーターなどを経て二輪雑誌でエッセイスト・デビュー。現在は、オートバイのほか、旅、クルマ、自転車、サーフィン、スノーボード、アウトドアなど多趣味をいかしたエッセイを執筆中。ハーレーダビッドソン/スポーツスター1200xl、HONDA XR230、キャンピングカー所有。自転車はデローザ、寺田商会/minidisk、電動アシスト付きママチャリ。旅が好きなのと同時に、おうちも大好き。家での一番の趣味は収納。いかにラクするか考えること、「時短」という言葉も大好き。嫌いな言葉は「二度手間」。インテリア、ネットショッピング、お取り寄せグルメ・酒、手抜きおつまみ作りに熱心。「痩せたい」というのが口癖。飼い犬はボストンテリア。ふたりの男児の母でもある。https://ameblo.jp/kuniritsu/

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