海外でもヘルシーフードとして人気の「edamame」
「枝豆」は海外でも「edamame」と呼ばれ、ヘルシーな食材として支持されています。日本では、枝豆をサヤから取り出して豆だけを使った調理法が多いですが、海外では枝豆をサヤごと使ったメニューをよく見かけます。サヤごと調理することで枝豆の栄養をまるごと摂ることができます。ここでは、枝豆をサヤごと使って風味豊かな枝豆カレーに仕上げていきます。
冷めてもおいしいカレー。おつまみとして、冷やして食べてもおいしい!
「枝豆のサヤごとカレー」は、おつまみメニューとして単品で食べるのもおすすめです。食べはじめはサヤがあって食べづらく感じるかもしれませんが、サヤに絡まったうまみがなんとも美味しいんです。おつまみとして食べるときは、冷やして食べるとまた違ったおいしさを味わえます。
【枝豆のサヤごとカレーレシピ】
【材料】2人分
・枝豆 150~200gくらい(冷凍でも作れます)
・塩(枝豆の産毛を取り除くときに使用)
・トマト 大1個
・油 大さじ1
・玉ねぎ 小1個
・ショウガ 1片
・ニンニク 1片
・赤唐辛子 1本分
・クミンシード 大さじ1~2
・コリアンダーパウダー 小さじ2
・チリパウダー 小さじ2
・ターメリック 小さじ1/2
・塩 小さじ1/2~
<下準備>
枝豆の両端をキッチンはさみなどを使って切り落とします。両端を切り落とすことで豆に味がしみこみやすくなります。
<作り方>
(1)両端をカットした枝豆は、塩でもみ、水洗いしてから水けを切っておきます。
(2)スキレットに油、クミンシードを入れ火にかけます。
(3)クミンシードの周りに泡が出てきたら、水けを切っておいた枝豆を入れて炒めます。
(4)(3)の枝豆とクミンシードをまんべんなく炒めたら、枝豆は一旦取り出します。
(5)(4)の空になったスキレットに少量のオイルを足し、ニンニク、ショウガ、玉ねぎを順に香りよく炒めていきます。
(6)(5)に粗みじん切りにしたトマトを加え、沸騰してきたら火加減を弱火にして蓋をして煮込みます。
(7)5分ほど煮込んだら蓋を開け、コリアンダー、チリパウダー、ターメリックを合わせておいたスパイスを入れ、混ぜ合わせさらに炒めます。
(8)スパイスが混ざったら、(3)で取り出しておいた枝豆を再びスキレットに戻し、枝豆が好みのかたさになるまで蓋をして弱火で煮込んでいきます。
(9)途中、枝豆のかたさを確認しながら塩で味をととのえます。
(10)枝豆に火が通り、ソースにもとろみがでてきたらできあがりです。
夏バテや疲労回復に「枝豆×スパイス」
枝豆は、大豆になる過程の未熟豆です。豆と野菜の栄養を持つ野菜です。枝豆に含まれている栄養はほぼ大豆と一緒ですが、大豆にはあまり含まれていない「βカロチン」や「ビタミンC」を含んでいるのが特徴です。大豆には、炭水化物、脂質、タンパク質、ビタミン類、食物繊維、カルシウム、鉄分などが含まれています。
今回、枝豆カレーに使用したスパイスは、それぞれ下記の効果が期待できるといわれています。
・クミン~消化促進、食欲増進効果
・ターメリック~抗酸化、抗炎症作用
・コリアンダー~整腸作用
・チリパウダー~食欲増進効果
・ショウガ~殺菌作用や発汗作用
「枝豆のサヤごとカレー」はお箸を使うと食べやすい!
枝豆をサヤごと煮込んでいます。枝豆を食べるときには、箸を使うと食べやすく、手を汚さずに食べることができておすすめです。新鮮な枝豆が食べられるのもあとわずか。夏の疲れケアに「枝豆×スパイス」を是非どうぞ。
スパイスを使ったときのスキレットのお手入れ方法
スキレットを使ってカレーなどスパイスを多用した料理を作ったときは、普段よりお手入れを丁寧にする必要があります。とくにターメリックなどの色移りしやすいものは、きれいに洗ったつもりでもまだ色残りしている可能性があります。面倒でもたわしで普段通り洗ったあと、水と適量の重曹を入れてお手入れしてください。その後、オイルでのシーズニングも忘れずにおこないましょう。