キャンプ初心者の私が陥った初歩的なミス
はじめての焚き火はワクワクと少し怖い気持ち、どちらもあるものです。
筆者もはじめてのキャンプ、特に焚き火の前は動画やブログ、本を読んで予習して挑みました。
しかし、いざ行なった焚き火では勉強するポイントがズレていたのか、失敗。
今回は筆者がキャンプ初心者だった頃に、焚き火がうまくいかなかった理由をご紹介いたします。
これからキャンプで焚き火をはじめよう、という方。
筆者の失敗のポイントをおさえて、ご自身の焚き火の成功に活かしていただければと思います。
燃やすための手順を理解していなかった
「着火剤と薪があれば焚き火ができる」と思って、私は焚き火を失敗しました。
着火剤と薪があれば、焚き火はできますが、厳密に言うと「きちんと手順を守ればできる」が正しいです。
それでは、具体的にひとつひとつ見ていきます。
焚き火台に着火剤をおきます。
着火剤の上に、小枝や松ぼっくり、割り箸などをおきます。
小さめの薪をかさねて、着火剤に火をつけます。
火が安定してきたら、大きめの薪をのせて火を長持ちさせましょう。
筆者は、着火剤に直に燃えにくい大きい薪をのせて失敗しました。
少しずつ火を育ていくことが重要です。
燃えやすい薪を知らなかった
杉や松など、針のようにとがった葉っぱが特徴の木を針葉樹といいます。
針葉樹は火がつきやすく、燃えやすいという特徴があります。
火を起こす際に、ぴったりの薪になります。
サクラやブナのように、広い葉っぱが特徴の木を広葉樹といいます。
広葉樹は、火がつきにくいですが、火がつくと長持ち、という特徴があります。
針葉樹などで火起こしして、火が安定してから、広葉樹を追加すると長く火が楽しめます。
このように、薪の種類によって、火起こしに向いているものとそうではないものを使い分ける必要があります。
私は、広葉樹を焚き火の焚きつけの序盤につかって、大失敗したことがあります。
「なかなか火がつかない」と思ったときは、使っている薪が広葉樹じゃないか、などチェックしてみましょう。
着火剤を1つしか用意していなかった
着火剤として麻ひものみキャンプにもっていって、失敗したことがあります。
当時の私は、麻ひもに火をつけて、キャンプ場で小枝や松ぼっくりを拾って火を大きくしていけばいいと思い込んでいました。
しかし、現地についてみて、小枝があまりおちていない、ということが発覚。
現地で購入した薪は湿気があって、燃えにくい状況でした。
麻ひもだけでは安定するだけの火が起こせず、焚き火は失敗。
その後何度か焚き火をして学んだことは、初心者のうちこそ着火剤は何個か買いそろえておいたほうがいい、ということです。
着火剤には灯油を染み込ませたものや、液体タイプなど、種類があります。
火が起きやすいけれど、すぐ消えてしまう着火剤、火が起きるのは遅いけど、じっくり薪に火をいきわたらせてくれる着火剤。
ものによって、さまざまな特徴があります。
ある程度経験を身に着けるまでは、勉強のつもりでいくつか着火剤を用意しておくと、いざというとき安心です。
キャンプといえば、ファイヤースターターで火を起こすのも醍醐味のひとつ。
これに憧れてキャンプをはじめる方も多いでしょう。
火を起こしたときの感動はひとしおです。
しかし、マッチや柄の長い着火ライターも忘れずに持っていきましょう。
初心者のときは、焦りもあってうまく火起こしできないこともあります。
いざというときはマッチや着火ライターを使ってしまいましょう。
ここでつまずかないことも大切です。
斧や薪割り台をもっていなかった
キャンプ初心者が、購入するかを迷うアイテムのひとつが斧と薪割り台ではないでしょうか。
斧は、薪が大きすぎる際に、小さくカットするために必要なキャンプギア。
そして、このカットの際に、薪割り台がないとうまく割れず、苦戦します。
キャンプ場で購入した薪が思ったよりも大きかった場合、斧と薪割り台がなければ、太い薪で焚き火を行なうことになります。
太い薪のみで焚き火を行なうと、難易度が上がります。
アウトドアナイフがあれば、フェザースティックやバトニングといった薪を切る手法が使えますが、太い薪を割ることは難しいので斧と薪割り台は必要です。
では、斧と薪割り台がない場合、どうすべきか。
キャンプ場で売っている薪が大きいことも想定して、ホームセンターやインターネットで、事前に小さめの薪を購入しておくとベターです。
上の画像のような薪は、キャンプシーズンにホームセンターではよく見かけます。
このサイズの薪は使いやすいので、初心者の時は斧や薪割り台を購入するよりは、こちらを購入するほうが簡便です。
しっかりポイントを押さえて成功させましょう
焚き火はキャンプの醍醐味です。
しかしやったはいいものの、手順を間違えたり、着火剤が足りなかったり、薪をちょうどいいサイズにカットできなかったりと、初心者が陥りやすいポイントでつまずくこともあります。
失敗から学んで少しずつ成長していく楽しみもありますが、上記のポイントは対策しておき、1回目の焚き火を成功させましょう!