「夏こそキャンプを思いっきり楽しみたい!」と思っていたのに、猛威を振るうデルタ株の流行で、キャンプの予定もキャンセルに…という方も多いのではないでしょうか。
くすぶるキャンプ熱をさましながら、服の整理をしていたら、「キャンプで着よう」と思って購入した服は、ほとんどキャンプでしか着ていないことに気がつきました。
一方、夫と子どもはいつもの服装でキャンプに行っているので、ほぼ変わりばえしないのですが、近所の公園に行く時でも「今日はキャンプ風コーデで行ってみよう」と、テーマを決めて楽しむのもありかなと思いました。
“キャンプ用に買った服”と言っても、自分で着る服は普段着の延長のようなものが多いです。
普段も着られる服で、一応、汚れても目立たなさそうとか、洗濯機でガンガン洗っても大丈夫とか、万が一火の粉が飛んで来ても燃えにくい素材、というキャンプ目線で選んでいますが、一番は“キャンプで着ていて気分があがるかどうか”が決め手になっています。
“本気のアウトドアウエア”は、独身時代に登山にハマっていた時のものが一式あるので、これ以上買わなくても良いかなという気持ちもあります。
もともと物欲のあまりない夫に至っては、完全にほぼ普段着です。
焚き火用のジャケットの購入を検討しているくらいで、これまでもキャンプ用に服は買っていないようです。
問題は、子ども服です…。
小さいのにいっちょまえに大人びたアウトドア服を着ている姿のギャップもかわいいですし、さらに撥水機能やUV機能など、充実した機能を知れば「この服を着せておけば、子どもを守れるかも…」という気持ちになってしまい、食指が動いてしまいがちです。
もちろん、それで、着てくれればいいのですが、イヤイヤ期まっただ中の我が子は、普段から服を着てくれないことが多く、成長も早いので、せっかく良いものを買っても一度も着られずにお古に出て行ってしまうことが容易に想像できます。
雑誌やキャンプ場でアウトドアブランドの服をおしゃれに着こなしている家族を見ると、「なぜ、あんなにおとなしくオシャレが出来るんだろう」と、羨望のまなざしで見てしまいます。
芸大を卒業後、広告業界を経て独立。2018年、自身の体験を元に描いた『アプリ婚 お見合いアプリで出会って1年で婚約→結婚しました』(小学館)発売。旅と工作が大好きな新米キャンパーです。