小さなコケリウムでキャンプ気分
忙しくてキャンプに行けない。アウトドアに出かけたいのに、なかなか遊びに行けない。
自然を満喫できないそんなときも、部屋の片隅にグリーンがあると心が癒やされます。
おすすめのグリーンは「コケ」。管理も手間がかからず、飾るのも簡単です。
コケの中にキャンプを思い出させるグッズがあれば、もう最高ですね。
コケリウムを見ながら、次のキャンプではどんなことをしよう。あれも楽しそうだと、楽しい気持ちがふくらむことでしょう。
家にいながら、アウトドアに思いをはせる時間。味わってみませんか。
コケリウムを作る準備をしよう
【準備するもの】
・コケ お好きなものを2~3種類(※文末のQ&Aにおすすめの種類あり)
・レイアウト素材(流木、石、枝、バークチップなど)
・100均のケースや瓶(ふたのできるものが◎)
・底床(盆栽の土など、100均の園芸用土でOK)
・霧吹き
・ピンセット
・キッチンペーパー
・アウトドア系ミニチュアグッズ(ガチャガチャなどの小物)
・黒い画用紙(※ケースの背面に貼る用。貼りたい方だけ必要)
コケの入手先は、園芸用品を扱っているホームセンターや、園芸店。熱帯魚などを扱っているペットショップでも取り扱っていることがあります。
他にはネット販売も、種類が豊富ですのでおすすめです。
レイアウト素材は、石やバークチップなど、コケのアクセントになるものを。
底床とあわせて、100均の園芸コーナーにあるものの中から、お好きなものを選ぶとよいでしょう。
アウトドア系ミニチュアは、ガチャガチャのキャンプ小物が最適です。
100均のミニチュアにも、キャンプをイメージできるものがあります。石段や柵など、気に入ったものがあれば使ってみましょう。
コケリウムを作ってみよう
容器のおすすめは、ダイソーのプラスチックコレクションケース(90size)です。ふたが付いていて、四角い水槽のような見た目。
丸いコルクのふた付き瓶もいいですね。キャニスターなどパッキンがついているものは、通気のため、パッキン部分を外して使うようにします。
【作り方】
1.ケースを選ぶ。自分の好きな大きさや形の入れ物を用意する。必要があれば、背面に同じ大きさの黒画用紙を、セロハンテープなどで貼っておく。
2.ケースに土を入れる。奥側が高くなるように傾斜をつけると、遠近感が出る。
3.霧吹きで十分に濡らす。こうしておくと、土が崩れにくくなる。
4.石や木など、好きなレイアウト素材を配置する。
5.コケを置いていく。コケは根がないので、手で簡単に小分けにすることができる。分けづらいときはハサミを使って切り分けるとよい。
レイアウト素材の周りから配置していくと、作業がしやすい。細かいところはピンセットを使う。
6.コケは敷き詰めてもいいし、土の部分を残してもいい。レイアウトし終わったら全体に霧を吹いておく。
7.キャンプに関係するミニチュアグッズを、好きな場所に飾る。
8.完成!
フタをして、好きな場所に飾ります。
コケリウムの管理
作ったコケリウムの管理は、とても簡単。
お世話は基本的に霧吹きで水をあげるだけです。ふた付きのケースでしたら、2週間に1回度程度でOK。
土が乾き気味になったら、しっとりとする程度に湿らせてあげましょう。先が枯れやすいタイプの苔がある場合は、2〜3日に1回程度、霧吹きで表面を湿らせます。ただし、水のあげすぎには注意してください。
置く場所などについて、以下の点だけ気を付けましょう。
・窓際の直射日光などは避ける。
・基本は明るい室内でOK。まったく光の入らないところは避ける。
・極端な寒暖差があるところを避ける。
・冷暖房の風が直接当たるところを避ける。
コケリウムQ&A
Q1.コケにカビが生えてしまいました。
A1.広がらないうちに、ピンセットなどで取り除き、周囲の土も取り除きましょう。
園芸用の殺菌剤を使う方法もあります。
Q2.コケに栄養をあげたほうがいいのでは?
A2.ほとんど栄養を必要としませんが、色が薄くなってしまったら、季節に一度程度、栄養をあげます。園芸用の栄養剤を、水で薄めて霧吹きであげるといいでしょう。
Q3.どんなコケでもコケリウムに使えますか?
A3.コケによっては、湿度の高いコケリウムに向かない種類もあります。
おすすめの種類は、ホソバオキナゴケ、コツボゴケ、タマゴケ、ヒノキゴケなどです。
Q4.部屋の中が寒いです。枯れてしまいませんか?
A4.コケの生育に適した温度は、ほとんどの種類で15~25度Cです。寒さには強いので、氷点下にならなければ問題ありません。逆に高温には弱いので、暖房器具のすぐ側に置かないように気を付けてください。