手のひらサイズでもちゃんと使える!鋳鉄製のスキレット
ビーパル2021年10月号の付録は「CHUMS×BE-PAL 鋳鉄製スキレットmini Ⅱ(以下、スキレットミニⅡと記載)」。
過去に1度登場し、全国のビーパル読者とチャムスファンを沸かせた付録の再登場です!
進化したのは、左右両側に注ぎ口が追加された点。まん丸だった前作にくらべ、実用性がアップしています。
見た目においても良いアクセントとなっており、より“スキレットらしさ”が増したように感じられます。
一般的なスキレットと同じ素材で作られているので、手のひらサイズながらかなりヘビー。
底にはチャムスとビーパルのロゴが刻まれ、とても可愛らしいデザインに仕上がっています。
このままオブジェのように部屋に飾ってもいいのですが、本当に使えるのがスキレットミニⅡのウリ。
そこでキャンプ場へ持って行き、実際に使ってみました。
過去の付録「ブービーバード焚き火台SOLO」との相性が最高
ビーパルの雑誌ではこれまでに何度も、チャムスとのコラボアイテムが付録としてついてきました。
なかでも、2021年7月号の付録「ブービーバード焚き火台SOLO」との相性は抜群です!
焚き火台とスキレットで料理をするという、とてもキャンプらしい楽しみ方をミニマムに実行できます。
スキレットミニⅡは全体が熱に強い鋳鉄で作られているため、たとえ焚き火の炎に包まれても問題ありません。
ただし、持ち手がとても熱くなるので手袋の着用は必須です。くれぐれもヤケドには注意しましょう。
生のコーヒー豆を焙煎し、その場で抽出してみるのも面白そうです。
手軽さ重視ならやっぱりシングルバーナー
焚き火台で料理をするのは楽しいのですが、その楽しさは「手間がかかる」ことと表裏一体。
もっと手軽に使いたい場合は、やはりシングルバーナーとの組みあわせが一番です。焚き火台とちがい、テーブルの上でも料理ができます。
ただしシングルバーナーで使用する際は、ゴトクから落下しないように注意しなければなりません。
ゴトクにバーナーパットをセットし、その上にスキレットミニⅡを乗せると安定します。
そしてスキレットミニⅡは小さいとはいえ重いので、重心が低いシングルバーナーの使用が望ましいと思われます。
この点については、普通のスキレットと同様です。
スキレットミニⅡで超簡単な料理を作ってみた!
スキレットミニⅡは手のひらサイズのスキレットなので、メインディッシュの料理より、少しずつつまむような料理を作るのに向いていると感じました。
そこで、少しの材料で作れる料理のつけあわせ、あるいはおつまみとして楽しめる一品を作ってみました。
ニンニクの素揚げ
【材料】
・ニンニク
・オリーブオイル
【作り方】
1.ニンニクの外側の皮だけをむき、バラバラにする。
2.スキレットミニⅡにオリーブオイルを入れて加熱する。
3.オリーブオイルが高温になったら、ニンニクを入れる。
4.全体がきつね色になったら完成。
ニンニクを素揚げにすると、まるでジャガイモのような食感になります。風味が強いので、おつまみにピッタリです。
お好みで塩を軽く振りかけてもOK。ニンニク特有のニオイもあまりないので、気にせずいくつも食べられます。
ミックスナッツのアヒージョ
【材料】
・ミックスナッツ
・ニンニク
・鷹の爪
【作り方】
1.スキレットミニⅡにミックスナッツ、スライスしたニンニク、鷹の爪を入れる。
2.ミックスナッツが浸る量のオリーブオイルをかけ、加熱する。
3.ニンニクやミックスナッツの色が変わったら完成。
味を濃くしたければ、塩を入れましょう。もっと簡単に作りたい場合は、アヒージョの素を使うのもおすすめです。
ナッツはそれほどたくさん食べるものではないので、スキレットミニⅡで作れる量でも十分楽しめます。
小さいからこそ、できることがある
スキレットミニⅡはミニサイズなだけに、やはり用途は限られます。しかし逆にいうと、サイズ以外は本格的なスキレットと同様です。
すぐれた蓄熱性を活かして、ソロキャンプでちょっとした料理を作るのに役立ちます。
そのほかにも、焼肉のタレを入れる皿として使ったり、晩酌のおつまみを入れる器として使ったりできます。
普通の小皿に入れるのとはちがった趣があり、楽しめるでしょう。
そしてこのような使い方は、普通のスキレットではなかなかできません。スキレットミニⅡがここまで小さいからできることです。
ただのオモチャではなく、一般的なスキレットをダウンサイジングしたかのような本物。そこにチャムスのロゴが刻まれて、特別感のある姿に。
そして、小さいからこそ、できることがある。これが今回の付録、スキレットミニⅡの大きな魅力だと感じました。