大きいタープを1人で立てる方法を教えます
タープを立てるとき、とくに大きいタープではポールをただ持っている係、張り綱を引っ張る係など2人がかり4人がかりで設営することってありますよね? そんな重労働なタープ立ても、これさえ覚えれば、1人で立てられるようになります!
教えてくれるのは、アウトドアプロデューサーの長谷部雅一さんです。それでは、早速見ていきましょう!
POINT1 ポール、ペグ、張り綱の位置
まず、タープを立てる前に確認するべきは、配置です。タープを実際に立てるとその面積よりも2m程度外側までスペースが必要となります。それを頭に入れて場所を決めましょう。
そして立てる作業をひとりでしやすいようにポール、張り綱、ペグを事前に使う場所に配置していきます。あとで行なう自分の動きを考えてすべてを配置。これをするだけでも、ひとりでタープを立てるのがすごく楽になりますよ!
POINT2 タープセンターのロープ、ペグの配置
ひとりでタープを立てるときは、センターポールの張り綱もタープが倒れている状態で立てていくのがポイントです。まず二股に分かれている張り綱の自在金具を下げます。メーカーによってサイズは変わってきますが、だいたいロープ全体の半分ぐらいまで下げましょう。
次にタープの穴にポールを通し、ロープをかけます。そして左右のロープをセンターから45度ぐらいの角度の位置に引っ張ります。ロープはしっかり端まで伸ばした状態に。
ペグは、自在金具から15〜20cm外側に立てておきましょう。位置が心配な場合は、最初は仮打ちにして最後にしっかりペグを固定してもOKです。そこにロープをかけます。
同じように反対側も作業したら、立てていきます!
POINT3 センターポールを立てるときはタープ本体の布を「引く」
ここからひとりで立ち上げていきます。まず最初に片側を立ち上げて、タープ本体の布を引っ張りながら反対側も立てるのですが、そのときに確認すべきはペグ。しっかりとロープがかかっているのかをチェックしましょう。
確認ができたら、片側のポールを立ち上げていきます。立ち上げたら張り綱を張って、タープ本体の布を引きます。そして布を引きながら反対側に移動。布を引っ張りながら移動すれば、立てたほうのポールは倒れることはありません。このときに忘れてはいけないことは、常に布を引きながら作業するということです。立てたほうと同様に反対側もロープをポールにかけて立てていきます。最後に左右の張り綱を調整していきましょう。
これでセンターポールは立てられた状態になっているはずです!
POINT4 四隅のポールの張り綱の位置
四隅のポールは、タープの対角線上に引くのが大切です。最初にセッティングした位置を活用して立てていきましょう。
ポールにロープをかけて引くという作業はセンターポールと同じなのですが、このときにロープを長い場所で固定してしまうと、風でタープ本体が揺れてポールが浮いてしまう恐れが。足元すぎると、今度はペグが浮いて飛んでいってしまうので、張り綱の位置は1〜1.3mの場所がベストです。ひとりだと、おさえてくれる人がいないので、位置を決めたら、張り綱を足でおさえてペグを打つと楽ですよ。
四隅全部のペグを打ち終わったら、もう一度張り綱を調整してしっかりと固定していきましょう。
最後にすべての張り綱を調整して整えたら完成です!
BE-PAL公式You Tubeでは、動画で見られます!
BE-PAL公式You Tubeチャンネルでは、「ひとりで立てるタープの張り方」を動画で見られます。もっと詳しい解説付きなので、現地で困ったときにも真似しやすいですよ。
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