塊肉を使った牛肉のタリアータ
キャンプ飯の醍醐味といえば〝塊肉〟。場を盛り上げ、お腹も満足させるこれぞエンターテインメントなキャンプ料理です!
アウトドアギアに精通し、雑誌やイベントなどで幅広く活躍する小雀陣二さんに極旨レシピを教わりました!!
材料
- 牛もも肉…400g
- パルミジャーノチーズ…10g
- セルバチコ…数本
- 黒コショウ…適量
- 塩…適量
作り方
- 炭火を5、6個着火しておく。肉の全体に塩を振っておく。セルバチコ(ルッコラでも可)は、硬い茎を取り除く。
- 牛モモ肉を炭火で焦げ目が付くくらい表面をじっくり焼く。
- 2で焼いたモモ肉を薄くスライスし、セルバチコ、粒マスタード、バルミジャーノチーズを添える。黒コショウ、塩を振って仕上げる。
ポイント
少し焦げができるぐらい炙ると、臭みも消しつつ、香ばしさをプラスできる。焦げが絶妙なスパイスに。
料理指南
ソロキャンプでもタリアータがおすすめな理由
小雀さん(以下・小)「キャンプで牛の塊肉(かたまりにく)を使うなら、ローストビーフ。まずはこれさえマスターしておけば、場が盛り上がる」
BE-PAL編集部(以下・B)「おぉ、王道ローストビーフで決まりですね」
小「いや、今回紹介するのはタリアータ」
B「はい? そこはローストビーフでしょ〜」
小「いや、こっちのほうが簡単なんだよ。いうなれば、牛のたたき。周りを炙るだけだから、失敗のしようがない。あとは煮込みと、レバーハムなんてどう?」
B「ハム? そりゃ、長期戦ですな」
小「そんなことないよ。30分湯煎するだけでOK」
B「それもハムもどきでは?」
小「失礼だなぁ、まあ、ハムの定義は豚のもも肉を塩漬けしたものだから、ハム風ってことで」
B「ようは、美味しければいいってことで」
小「それは俺のセリフだろ!」
B「でも、そもそもソロキャンで塊肉食べますかね?」
小「いいんじゃない、残った肉は翌朝別メニューで食べれば」
B「は〜い。では、翌朝メニューもお願いしまーす!」
*
超簡単でおすすめのアウトドア料理「タリアータ」。
みなさんもぜひつくってみてください!
※構成/大石裕美 撮影/山本 智
(BE-PAL 2021年9月号より)