キャンピングカーにトイレは必要か?
わが家のクルマはキャンピングカー1台だけです。普段の生活は自転車、徒歩、電車でなんとかなるので、乗用車は必要ないのです。よっぽどの雨とか、非常事態時にはキャンピングカーを出動させますが。そんなときは、まさに世田谷にいながら旅気分です(笑)。
だいぶ余談ですが、独身時代はクルマを2台所有していました。5700ccのジープ・コマンダーと、初代キャンパー。今の方がよっぽどメンバーが多いのに(夫、息子×2、ボストンテリアのメス)、不思議なことですねー。
で、旧キャンパーのとき、トイレは高速道路のサービスエリアとか、道の駅とか、コンビニとか、ガソリンスタンドを利用することでなんとかなっていました。しかし子どもができて、あの方たちが「おしっこー!」とシャウトするときは、だいたい決壊寸前……。
「ちょっと待て、あと少し!」ができない彼ら。2台目キャンパーに乗り換えたタイミングで、クルマにトイレを積みました。といっても備え付けの「カセットトイレ」ではなく、置くだけのもっとも簡易的な「ポータブルトイレ」です。
カセットトイレVSポータブルトイレ
設備の整った大型国産キャンピングカーに常設されているトイレは、ほとんどが「カセットトイレ」というタイプです。汚水タンクが取り外しできる「カセット式」のため、そう呼ばれています。自宅の水洗トイレみたいに快適に使える反面、準備、処理、掃除、メンテがちょっとクセモノ(私にとって、ですけど)。
使い方としては、まず使用前に汚物タンクに水と汚物を分解&消臭する薬剤を入れます。
旅の間は快適に利用できますが、使用後の処理は、汚物タンクを車外扉から出して行ないます。捨てる場所はというと、キャンプ場、RVパーク、道の駅などにある「ダンプステーション」や、自宅のトイレなど。公衆トイレに捨てるのはマナー違反なので注意です!
キャンピングカーが広く普及している欧米と違い、日本にはダンプステーションがあまり整備されていないのが現状。なにより私はキャンプ場に泊まることがほぼないし、さらにわが家はエレベーター無しの3階。うーむ、汚水処理作業、やっぱりハードルが高いと思ったのです。汚れがこびりついたタンクを洗うとか……、考えただけでオカルト……!!
で、私が選んだのは、もっとも簡易的な山崎産業の「ポータブルトイレ」。便器内にある取り外しができるバケツの中に、使い捨てのトイレシートを敷いて使用するタイプなので、後処理がラクです。ネットを探せば、4000円くらいからあります。
ポータブルトイレの使い方
(1)トイレシートを便器にセット
(2)便座を戻してしっかり固定
(3)用を足す
(子どもなら4回くらいは使えます。小なら臭いも気になりません)
(4)付属のシールで汚物袋を縛りゴミ袋へ
(5)外部収納庫にほかのゴミと一緒にポイッ
(車内に置かないので臭いが気になりません)
(6)自宅に帰りゴミ捨て場に燃えるゴミとして出す
(世田谷区の場合)
以上!!
感覚でいうと赤ちゃんのオムツ交換に近いかも。一応、2児のオムツを取り扱ってきた私です。これならできる!
トイレルームに使っているのは、防水加工がほどこされたフリースペース。ここはシャワールームにもなるし、ウエットスーツやスノーボードウエアなど、濡れモノを置く場所として使っています。ちなみにここでシャワーを使ったことはなく、外部ドアからシャワーヘッドを引っ張り出して、外で浴びています。
キャンピングカーは災害時の強い味方
わが家では、もし大災害などに遭っても階下のキャンパーに行けば何とかなると思っています。クルマでは電気が使えて、トイレもカセットコンロもすべて一式揃っているから。ていうか、そもそも暮らすように旅するためのクルマなんですよね(笑)。一応、燃料は常に満タンにすることを心がけています。
ところで先日、3歳の次男のオムツが突然外れました。現在8歳の長男のときは一人目だし躍起になってトイレトレーニングに励み、結果空回りし、こじれ、オムツが外れるまでだいぶ時間がかかってしまいました。それを反省し、次男のときは自然の流れにまかせようと静観していました。
するとある日、本人の口から「オレ、パンツ履きたい」とハッキリ。
大人の階段を上ったことは大変喜ばしいですが、ますますキャンパーのトイレが必需となりました。
渋滞時に役だったキャンパーのトイレ
先日は、外房にある亡き母の家に行ってきました。帰り道では、まんまと大渋滞に巻きこまれ、通常世田谷まで1時間半で着くところ、4時間もかかりました。当然、8歳と3歳の息子たちの「オシッコー!」が何度も。でも大丈夫。「ハイハイ、しておいで~」と。もちろん水分は、我慢させません。好きなだけお飲みよ(笑)。ハイ、”超簡易トイレ”ですが、あるとないとじゃ、大違いですね。