年間300万人の登山客が訪れる高尾山山頂には、高尾山の自然情報を発信する「高尾ビジターセンター」が設置されている。こちらでは高尾山に来られない人のためにオンラインショップを開設しているが、中でも注目なのが今年春より発売されている「東京の自然に暮らす生きものTシャツ」だ。
東京で生息する動植物1800種が「レッドリスト」に
ビジターセンターは日本全国に100か所以上開設されているが、高尾ビジターセンターは日本ではじめて解説員が常駐したビジターセンターである。解説員は別名“インタープリター”と呼ばれており、自然と人とを結びつけ、そのエリアの自然資源の魅力や大切さを来館者に伝える役割を果たしているのだ。
「東京の自然に暮らす生きものTシャツ」を作成した目的は、多くの動植物が生息・生育する豊かな自然環境が東京に残されていることを知ってもらうため。だが高尾ビジターセンターによると、生息している動植物のうち1800種が「レッドリスト」と呼ばれる、絶滅のおそれのある野生生物のリストに入っているというのだ。
東京の自然に暮らす生きものTシャツはその名の通り、多摩地域を中心とした森で暮らす野生の生きものが描かれている。具体的にはツキノワグマやムササビ、そして日本最大のタカといわれるクマタカやトウキョウサンショウウオ、カモシカなどだ。
Tシャツの素材はアウトドアブランド「モンベル」の吸湿速乾性に優れた「ウィックロン」素材を使用している。90%以上のUVカット効果あり、登山やハイキングの際に着用するのもおすすめだ。
発売場所は高尾ビジターセンターおよびオンラインショップ(S,M,Lサイズのみ)ほか、御岳ビジターセンター、奥多摩ビジターセンター、山のふるさと村ビジターセンターとなる。
高尾ビジターセンター
https://takaovc.raku-uru.jp/